今回は、高校の頃に聴いた音楽について。

高校一年の時、偶然
『寺内タケシとブルージンズ』
のコンサート鑑賞にぶつかった。

うろ覚えの記憶だが、高校生ながらも退屈極まりない生活に『学校行事』として合法的にロックコンサートが聴ける。

生の音楽に飢えていた私にとって、最初からスタンディングで迎え撃つ!

が…一応、学校行事だから自粛。

みんな、つまんない顔して聴いてるんじゃねーよ。
知らない曲とか思うな、態度に出ている。

とか思いながら、最後の曲まで座って大人しく聴いている、つもりだった。

ラストの曲が『津軽じょんがら節』
エレキギターで、あの独特の世界感を表現できるのか、聴きものだ。

前のめりに聴いていると、曲の途中で弦が切れた。

今では、一弦が切れてもどうって事はない。

でも、ライブ中に弦が切れるのを見たのは初めてだった。

弦が切れても、演奏を続ける。
それを、凄いって思った。

ライブハウスへ行くようになってからは、弦が切れるのは当たり前。

逆に下手くそだと、なじられる。

そんな事を知らなかった時代、アンコールは我慢出来ずに最前列へ走って、もみくちゃになりながら拳を挙げて盛り上がった。

後日、アンコールの出来事は同級生にとってはショッキングだったらしい。

多分、スカートをみんなと一緒に短くしないのに、どうしてノリ慣れている?

それに対して私は、そこで盛り上がらないで、どこで盛り上がる?

基準が分からん、はっきり言って。

時は経って、津軽三味線で生の津軽じょんがら節を聴いたが、

津軽三味線の方が、よっぽどロックだと確信した。

幼い頃から聴いている、津軽じょんがら節。
確かに、あの曲には私の血のルーツがある。

つまり、育っているベースが違うのだよ。



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