デッドプール2 [日本語字幕・2D版] | ヤンジージャンプ・フェスティバル

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基本はシュミ日記です。
…遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん…
  

こちらの作品。

前作がものすごく痛快で、ヒーロー映画としてはほぼ100点満点の作品だったんです(当時の僕の感想はコチラ)が、一つだけ残念に思っていたこと。

それは、貸し切り状態の劇場で観てしまったため、この映画の楽しさを他の観客と共有できなかったこと!!

 

そんなわけで、続編である今作は公開直後の満席の劇場で観たい・・・・と思っていたものの、なかなか都合がつけられず、気づけば公開3週目過ぎ。

ヤバい!このままでは公開が終了してしまう・・・ってんで一念発起。

会社帰りに映画館へと向かってみると・・・・。

 

Wow!!
お客さん、オレしかいない・・・。
つまり、また貸し切り状態!?

 

いやいや、まだ上映開始までは5分くらいある。

きっとこれからお客さんが増えるに違いないと思いつつ。

まずはあらすじの紹介です。

 

 

【あらすじ】
従来の常識をことごとく覆す型破りなヒーロー像で世界的に空前の大ヒットとなったライアン・レイノルズ主演の痛快アクション・エンタテインメント大作の続編。未来からやって来た最強マシーン人間“ケーブル”に立ち向かうべく、柄にもなくヒーロー・チームの結成に乗り出したデッドプールの活躍を描く。

共演はモリーナ・バッカリン、T・J・ミラーら前作からの続投組に加え、新たにジョシュ・ブローリン、ザジー・ビーツが参加。監督は「ジョン・ウィック」「アトミック・ブロンド」のデヴィッド・リーチ。
 愛しのヴァネッサを取り戻し、平穏な日々を送るデッドプールことウェイド・ウィルソン。ある日、機械と生物の融合体である超人ケーブルが未来からやってくる。彼の狙いはミュータントの孤児院に暮らす少年ラッセル。最初は乗り気じゃなかったウェイドだが、ヴァネッサに背中を押されて正義のヒーローとなりラッセルを守ることに。しかし一人では太刀打ちできないと悟ったウェイドは、新聞広告で超人たちを募集しチーム“Xフォース”の結成に乗り出すのだったが…。

(allcinema onlineより)

 

オープニングでデップ―ちゃんが『これはファミリー映画だ』なんて言ってるんで「またまたぁ、ご冗談を・・・」と思っていたのでしたが、

まさかまさかの完璧なファミリー映画でした!

 

前作がヒットして予算がアップしたこともあってか、アクションシーンはさらに派手に、さらに痛そうに仕上がってましたし、前作以上にぶち込まれたギャグの数々にはただただ圧巻!!

特に新チーム「Xフォース」結成の為の面接から、初出撃までの流れは本当にサイコーだったなぁ・・・・。

映画館で映画を観ながら、ここまで声を出して笑ってしまったのは久々だったような、そんな気が致します。

 

と、そうやって徹底的にふざけながらも、この作品の根底にある、弱者に対する視線の誠実さには、心の底から感心。

今作でデップ―ちゃんが戦うのは、未来からやってきた超人ケーブル。

彼はミュータント専門の孤児院出身の少年を執拗に付け狙うので、デップ―はなし崩し的に少年を守らねばならなくなる・・・・というストーリーなんだけれども、少年は自分の能力の正しい使い方を判っていないために、たびたび暴走して、周りとの対立をどんどん深めていきます。

 

そんな彼と行動を共にしていく中で、デップ―ちゃんは戦い方の極意だったり、自分の能力のより良い使い方を教え説いていくわけですが、その関係性はまるで父と子のよう・・・。

 

作品の後半で、この疑似父子は激しく対立するわけですが、最終決戦で疑似父が取った行動の強さと正しさは、実の父親以上に強く正しき行動・・・うるうる

今年の初頭に父となった僕ですが、もしも息子が間違った行動を取ってしまった時、自分はここまで真っ直ぐに彼の間違いを正してやることができるかなぁ・・・などと考えると、デップ―ちゃんには心の底からリスペクト!

恐らく史上最大級にテキトーなヒーローに、史上最大級の尊敬の念を込めてしまう僕だったのでした。

 

そんなこんなで、デップ―ちゃん。

薄々勘付いてましたが、僕の中ではサイコーのアメコミヒーロー!!

これから先も、未来永劫こんな感じで続編を創っていってもらいたいなぁ・・・と思っておる次第。

 

もしもこの先も続編が創られるのであれば、その時には、今作で覚醒してしまったタクシードライバーが、敵役として登場しないことを切に願っております!!!

 

 

 

・・・と、お話し変わって、冒頭でお知らせした件。

前作に続いて、今作も貸し切り状態で観たか・・・というと、さにあらず。

 

予告編が始まってから5分くらいしたところで、2人組の観客が加わったんで、最終的には3人での鑑賞。

今作のデップ―ちゃんと同様に「もう、ぼっちじゃない♡」ってんで喜びつつも、ネタとしては面白くない結果に・・・・。

 

もしも次回作が公開されるのであれば、公開初日の満員の劇場で観るか、上映終了間近の地方都市の劇場で独りで観るか、今からプランを練っていこうかと思います!!!

(2018年6月27日 小田原コロナシネマワールドにて鑑賞)