※本番前日の様子は → こちら
※当日の本番の様子は → こちら
長々と続けてきた、松島パークフェスティバル2019の記事も最終回。
今回は本番を終えたあとのことを書き連ねて行こうと思います。
さて、無事に本番も終わって一安心な僕。
一度、宿に戻って荷物を片づけて、しばらく休憩をと思ったものの、今日はこの町のあちこちで音楽が鳴り響いているんだ・・・と思うと、居ても立ってもいられなくなり、即座に出発!
本当に「町中が音楽で溢れる」という表現がふさわしい今日の松島。
ちょっと歩くと音楽が聴こえて来て、気付くと目の前にステージが!
で、そこを離れてちょっと進むと、また別の音楽が聴こえてくる・・・といった雰囲気。
相変わらず外は暑いけど、吹く風はどこか涼し気で心地よいし・・・で、すっかり気分がよくなり、ついついビールも進みます。
そして、聴こえてくる音楽が変わると同時に風景も変わってくるというのも、このイベントの醍醐味の一つ。
海と空をバックに演奏しているステージがあるかと思えば、オシャレなミュージアムをバックに演奏していたり、観光地ならではの物産展の前にステージがあったり、古民家がそのままステージになっていたり・・・と盛り沢山!
今年のステージが全14か所と聞いた時には「それ、多すぎなんじゃ・・・」と、思ったりもしたのですが、改めて見直してみると、14か所全てのステージを巡ると、松島の観光名所をほぼ網羅できる・・・という配置になっているみたいですね。
そのあたり「音楽を楽しみながら、松島という場所そのものも楽しんでもらいたい」という、実行委員のみなさんの想いを感じたのでした。
そして、それぞれのステージで演奏しているミュージシャンたちも、ハードロックのカバーバンドあり、なつかしのフォークソングを歌うユニットあり、地元で活躍するロックバンドあり・・・で、百花繚乱、多種多様!
どの出演者もそれぞれ素晴らしかったのだけれど、とりわけ印象深かったのは、Buddy'sというバンド。
宮城県石巻市を中心に活動している、オールディーズを中心に演奏するバンドなんだけれども、彼らの演奏を聴きながら、彼らを初めて観たであろう観光客と思しきマダムたちが楽しげにダンスしている姿は、ライブというものの理想の姿を見たような気がしましたし、そんな光景を生み出すことのできるこのイベントって、改めて素晴らしいなぁと実感させられた瞬間でした。
そんなこんなであっという間に時は過ぎ、各ステージの演奏が終了。
松島はいつもの静けさを取り戻し、聴こえてくるのは波の音のみ。
そんななか、イベントのフィナーレである瑞巌寺本堂でのスペシャルライブに足を運んだのですが、これがまた素晴らしかった!
トリを飾った稲垣潤一さんはもちろんのこと、出演した柴田三兄妹も、ソニド・デル・ビエントの演奏も最高!のひとこと。
イベントの実行副委員長である佐藤達哉さんを中心としたサポートバンドの演奏もまた素晴らしくて、すっかり打ちのめされてしまったなぁ。
瑞巌寺本堂の幽玄な雰囲気も伴って、まるで奏でられる音のひとつひとつがキラキラと輝きながら舞い降りてくるのが目に見えるかのような、そんな極上の音楽体験をすることができたのでした!
・・・・というわけで。
いろいろあった第5回松島パークフェスティバルもこれにて閉幕。
当日のMCでも話したけれども、これまで松島という場所は
「子供のころに両親や祖母たちと一緒に遊びにきた思い出の場所」
だったのですが、今回のイベントを通して
「年に1回。楽しい人々が集まる、素敵なイベントが開催される場所」
にアップデートされましたし、改めて自分が産まれた地である宮城県を誇りに思えたような、そんな気がしています。
今後は宮城県で演奏する機会が増やせたらいいなぁと思うし、また来年以降もこのイベントに出演したい!と、心の底から思った2日間。
もし、来年もこのイベントに出演するとしたら、その時は今年と同じ、寺町ステージか、水主町民家ステージに出演したいなぁ、などと妄想を膨らませつつ・・・・。
長々と綴ってきた、松島パークフェスのレポートはこれにて終了!
改めて、今回のイベントに関わった皆さま。
本当にありがとうございました!!!
【オマケ】
なんだかんだで体調不良だったため、松島で旨いものがあまり食えなかった!
というわけで、帰りに仙台駅構内で食べた寿司。美味しかっただ。