【リサイタル後記】 2/22 日吉Nap 「Field Of Dreams」 | ヤンジージャンプ・フェスティバル

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基本はシュミ日記です。
…遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん…
  

遅ればせながらの、2020年、はじめてのリサイタル終了!

 

日吉Napスタッフの皆さん、共演の皆さん。

そして、ご来場いただいた皆さま!

本当にありがとうございました!

 

さて、まずは当日の演奏曲目です。

 

■ 2020年2月22日(土) 「Field Of Dreams」

  @ 日吉Nap 


  【演奏曲目】
 
1. アヴェ・マリア (F.Schubert)
   2. 私のお父さん (G.Puccini)

   3. アヴェ・マリア (Gounod/Bach)

   4. アヴェ・マリア (Caccini (Vavilov))

   5. 夢のあとに (G.Fauré)

   6. カヴァレリア・ルスティカーナより「間奏曲」 (P.Mascagni)

 

今回のイベント。

実は前回、日吉Napに出演した直後にほぼ出演が決定していまして、当日が来るのを楽しみに待ちつつ、演奏する曲目をあれこれと考えていたところ、ふつふつと湧いてきた想い。

 

それは・・・

「そろそろ『テルミン、不思議な楽器ですね。』って言われるのも飽きたなぁ」という気持ちでした。

 

テルミンとの出会いから今年で18年。

テルミンを始めてから今年で14年。

人前での演奏活動を始めてからは9年・・・の僕。

これまで、何度「不思議!」「珍しい!」と言われてきたことか・・・・

 

最初のうちは、そうやって面白がられたり、不思議がられたり、驚いてくれることに、快感を覚えていた部分もありましたし、珍しがられること自体がお得だな・・・と感じていた部分もあったんだけれども、ここ最近ではちょっとだけ疲れてきた部分もありましてね・・・・。

 

そんなこんなで、あれこれと悩んだ結果、今回のリサイタルでは「不思議なだけじゃないテルミン」の姿を披露したいなぁと思い、まずはここ数年は標準装備していたエフェクター類を全て排除。

曲目も所謂「テルミンらしさ」を出しづらいようにクラシック曲のみで選曲&楽譜にできるだけ忠実に演奏することを心がけて演奏。

 

楽譜をじっくり見つめて演奏するの図

 

すると、どうでしょう!

いつも以上に演奏に没頭できましたし、まるで初めて人前で演奏した時のような高揚感!

いやー、やはりクラシック曲。最高ですね♪

これからも時々、クラシック曲だけ演奏するというプログラムに挑戦していきたい・・・と、強く思ったのでありました。

 

さて、そんなこんなで自分の演奏をしっかりと楽しむことができたのですが、今回は共演した皆さんも本当に素晴らしかった!

 

1番目に出演した安藤秀大さんは、超絶テクニックにすっかり魅了させられましたし、続いて出演した酒井徳広さんは安藤さんとは対照的な大人ならではの魅力でいっぱい!

僕の次に出演だったfujimoは、そんな場の空気に流されることなくいつもながらの唄を聴かせてくれましたし、名実共に「湘南No1シンガー」の島田塁さんはいつもと同じ良質な音楽を鳴らしつつも、いつもよりちょっと熱い演奏でウットリ。

そして、CANVAS OF MUSICはイベントの締めくくりにピッタリなパワフルさとセンチメンタリズムを兼ね備えた、素晴らしいパフォーマンス!

長年音楽活動を続けているけれども、ここまで全ての演奏をしっかりと楽しめる夜というのもなかなか無いよなぁ・・・と思ってしまうほどに、楽しい夜を過ごすことができたのでした。

 

というわけで、自分はこれからも音楽に、テルミンにしっかりと向き合っていかねばなぁと強く感じることのできた夜。

テルミン100周年の今年のスタートを飾るに相応しい、そんな素晴らしい夜を過ごすことができました!