ぱんだ竹内です。
ココでは慶の元の姿、
桂子に成る前の(鈴)レイが出て来ます。
これは「雪女」1-4に在るモノです。
慶の元の姿レイ
バーベキューパーティーを終えて、
里美とドナルドは慶の元へと帰って行きました。
「ご苦労様、全てを見ていたわよ」
「そうでしたか。でも、他にもやり方が有るのではないですか?」
そこで慶は里美の意識を探って、
「その様にしたら、ワンダーウーマンには成れないじゃない」
「別に、1度成れたからいいのよ」
「そうね。その様にしましょうか?」
そこでドナルドは訳が分からなくて、
「里美は、何を考えているのだね?」
「あのね、全ての事を魔法の鏡で出来る様に成るのよ」
「じゃあ、僕もスーパーマンに成れなくなるのですか?」
「あなたは、この事がやりたいの?」
「あのさ~? あたりまえじゃないか。
いい事をするだけで無くて子供を助けて行ける事が嬉しいんだけど」
「別に、止めるとは言って無いわよ。でも、里美さんは違うのね」
「はい、世界を考えたら、この何十倍の事が起きていると思うの。
だから、早く助けたかったのです」
「そうね。でも、時間のコントロールも出来るのよ」
「分かっているわ。でも、慶さんの最終目的は何なの?」
「そうね? ただ、天空の国も出来た事だし、
幼くしてこの世を去って行く子供を妖精にしてあげたいと思っているの」
「じゃあ、私もそちらの方をして行くわね」
「里美、じゃあ、僕は続けても構わないんだね?」
「それでいいのよ。でも里美さんは天空の国の
ジャンヌダルクさんと旨くして行かないとダメよ」
「はい、そうして行きます。
では、私は自分の部屋に新たな魔法の鏡を出して、やって行くわね」
里美はそう言って、自分の部屋に行きました。
「ドナルドさん、里美さんは私の前では神経質になっていますけど、
心配はしないで下さいね」
「はい、でも、何でそうなったのですか?」
「里美さんは、全ての事が自分で出来る様になったからですけど、
何でも挑戦したいのね」
「では、どの様に接したらいいのですか?」
「ただね、1日の半分は勝手な事をお互いがしていても構わないと思うの。
でも、朝起きて10時までとか、
夕食の時間から寝るまでは一緒に居てあげて下さいね」
「はい、では夕食の時間まで天空の国に行って遊んできます」
ドナルドはそう言って、天空の国に行くのでした。
そこで慶は、寿子の所に行き、
「寿子さん、旨く行っていますか?」
「あら、今日は年を取っているじゃない」
「そうね。私は普段は2030年で生活していますから、
コチラの方が楽になりましたから」
「そうだったの。今日はお昼にバーベキューパーティーをして、
片付けが終わった所よ」
「では、問題は起きて無いのね」
「はい、先日にはジョージも見に来てくれて、
マンゴーとか他のフルーツも成る様にしてくれたので、
皆が喜んでいます」
「でもね、運動をしない人には、
糖尿に成らない様にして下さいね」
「そうだわ、ココには病院がありません。
ですから、医者の人も必要になりませんか?」
その事を聞いた慶は、以前の事を思い出し、
1985年に慶は子供になる前は(鈴)レイでした。
その時に姿もレイの姿になり、
愛知県新城市の施設に行きました。
「のり子、ちょっと用事を思い出して来てみたの?」
「あなたは東京に行ってたんでしょう?」
「はい、でもすぐ用事は終わるから、気にしないで」
レイはそう言って、医者である水野を訪ねました。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
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