カレーの学校大同窓会【100人で作るビーフニハリという奇跡】2020カレー027030食目

2020.1.19


(みんなで作ったカレー)

■ビーフニハリ



(東京カリ〜番長のカレー)

■エビカレー(マスタードクミンベース)

■マメカレー(ココナッツ、コリアンダーベース)

■チキンカレー(オレンジ&フェンネル)


カレーの学校大同窓会にやってきた。日頃全然違う分野で活躍する大勢の皆さんがカレーに対する興味で、カレーという一つのキーワードだけで一堂に会する場所がとんでもなく楽しい。

水野仁輔校長とリーダーが料理スタートを宣言する!

さぁ、大人が本気で遊ぶとどうなるのか。


それで、今回の企画は、100人以上も集まったカレーファン達がみんなで一緒に一つのカレーを作る企画。それも100Lの寸胴に90Lのカレーを作り上げるという器も大きなチャレンジだ。みんなで作るのはビーフニハリ。インドでは一晩中煮込んで朝食べるというニハリを、煮込み班が朝から牛骨を煮込みながら待機していた。GKも煮込みの手伝いをした真似をしたりする。

ポーズ!


おそらく総煮込み時8時間くらいで完成したはず。牛骨の骨髄は6時間煮込まないとスープをとりきれないという。1日で仕上げるカレーとしては実にチャレンジングだ。


GKはオニフラ班、つまりオニオンフライ班。


10×2列、20人がフライパンを並べて飴色に玉ねぎを揚げまくるなんて、本気で遊ぶってこんな感じなんですよ。

その向こう側では、ニンニク生姜をすり下ろす人たちがいる。その人達は精鋭GG班。カレーの世界でGKと言ったらゴーグル仮面なのだけど、カレーの世界でGGと言ったらGinger&Garlic しょうがニンニクというのが常識だ。90Lのカレーを作るGGなんてもうどんな量なのかも理解できないのだけど、とにかくいっぱいだ!また20人が並んで炒めまくっている。


更につけあわせ班はパクチーの根っこを切り刻んでこれもまたジューサーで擦り下ろしまくる。




擦り下ろしたパクチー根っこは炒めた焦げ茶色のGGに投入された。おお!パクチーの根っこの香りが充満するぞ!


合間には、リーダーが持ってきてくれた東京カリー番長のカレーも楽しんだりする。やはり、激ウマです!


その頃、スパイスの並ぶテーブルの周りに人だかりができる。


水野校長とリーダーがそれぞれのスパイスを解説し、その後スパイス班は話し合いながら、スパイスの調合を定めてはそれぞれのホールスパイスを粉に挽いてボールに投入。


更に混ざった。混ぜられたスパイスがまたGG&パクチーの根っこのミックス炒めの中に投入されて、これが混ざるとマサラの出来上がりとなった。


一方で、25kgの牛スネ肉を捌くグループが編成される。25kgの肉は流石に重い。持ち上がらない。


牛スネ肉はどんどんと刻まれていく。

刻んだ肉のサイズがステーキみたいに大きいのだけど、25 kgもあるものだから、それでも細かく刻まれたような気分になった。


さぁ、肉が投入されたぞ。


この頃には煮込み班の混ぜる寸胴の中の牛骨は髄液がすっかり抜けて空洞と化していた。さらにそこから12時間も肉が煮込まれる。


一方でつけあわせ班によって、つけあわせが準備されていた。


最後はマサラの投入。



これによって長時間に亘ったビーフニハリの調理が終わった。


完成形のビーフニハリは、それはもうとろけるように美味いものだった。



そりゃもうビーフの旨みがこれほどまでに凝縮したカレーなんて食べたことがない。すごいぞこれは!というか、こんなに手間暇のかかるものは家では作れないし、もう二度と作れないとわかる。


大人が本気で遊んで楽しく美味しいものを作るっていいもんだなぁ。カレーの学校って、カレーの仲間を作って大人がよってたかって、カレーで遊ぶところなんです。

カレーの学校リンク: https://curryschool.jp/


お土産を持って帰ったら、子供たちは言った。「お父さんが持ち帰ってきたカレーでは、今までで一番美味しい」そうだろうね。


めでたしめでたし