生徒の初恋 | 「Living in India」トリリンガル・ハーフの子供4人とマリオ似の夫とのインド生活日記

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インド人の夫『マリオ』(スーパーマリオに似ている)と、トリリンガル(3ヶ国語以上を話す)な4人の子供たちとのインド生活のブログ。

今朝、目が覚めて、なぜかわかった。

 

ああ、あの子の初恋の相手は、あの子だ、、、!

 

すると、急に胸が締め付けられ、目頭が暑くなった。

 

あの二人がもし、将来、結婚できたなら、穏やかな幸せな家庭が築けただろうな。

 

それが叶わなくて、切ない気持ちになった。

 

昨日、夕方からある生徒に日本語を教えていた。

 

もうJLPT(日本語能力試験)のN1に合格しているので、N1の復習や、本人が興味を持っているビジネスマネージメント系の書籍を使って勉強している。

 

昨日使った書籍は、P.F.ドラッカーの本だ。

 

「搦め手」と言う言葉が出てきた。

 

「からめて」と読むと、思ったのだが、確信がなかったので調べると、合っていた。

 

普段あまり使わない言葉だが、自分でもどこで覚えたのかわからない。

 

と私が言うと、その生徒は「え!そうなんですか!」と、難しい言葉になると余計一生懸命覚える。

 

急に彼の携帯が鳴った。

 

デリーに住んでいる友人が帰省しているのだそうだ。

 

電話の内容は、長距離恋愛で、つれない態度になった彼女の心を取り戻すにはどうしたらいいか、と言う相談だった。

 

その生徒は、「いつもいろんな友達から相談されるんですけど、僕はいつ彼女が出来るのかなあ。」と言った。

 

「青春だねえ。」と、青春時代、思春期、初恋についての話題になった。

 

私が子供の頃の初恋の話や学生時代の恋愛の話をすると、彼も自分の初恋について教えてくれた。

 

名前は言わなかったけど、時々お弁当を作ってきてくれたとか、校長にバレて怒られたとか、微笑ましいエピソードだった。

 

「日本に行っている間に、急に結婚させられて、もう今はどこにいるのかわかりません。」

 

彼がそう言いながら目をこすったので、私は、申し訳ない気持ちになった。

 

明るくて、誰とでもすぐに仲良くなる性格なので、てっきりチャラ男なのかと誤解していた。

 

以外と純粋なのだと思った。

 

そして、一体誰なんだろう、と思いながら、昨夜寝て、朝、目が覚めて、急にわかった。

 

あの子だったんだ、、、!

 

インドの田舎の、切ない初恋。

 

備忘録として、ここにメモしておきます。