ではその4のお話をします~
今回は「木工DIYで持っておきたい電動工具」のお話です~
木材を切ったり、接合したりという作業が多い、木工DIYでは作業を早く綺麗にするためには、やっぱり電動工具サンに頼るのは大事なことです。とはいえ、ホームセンターに見に行くとたくさんの電動工具があり、どれが必要でどういう風に使うものか、ワカラナイですよね~。
店員さんに聞けばいいんだけど、聞きにくかったりもして~~
そこで今回は最低限持っておきたい物をご紹介します。
まずはもっとも使うであろう【インパクトドライバー】です。
よく似た姿で【電気ドリル(電気ドライバー)】というものがありますが、似てるようでインパクトドライバーとはちょと違います。
できればインパクトドライバーを買ってください。
インパクトドライバーと電気ドリルの違いは、【ねじ込みながら叩く力があるかどうか】です。
電気ドリルは単純に回してねじ込むだけの機能で、堅い木材や大きい木材、木材同士を引き寄せながらねじ込むときの力が弱いときがあります。ただし、力が弱い分ねじ込みすぎて木材を割ってしまったりっていう現象も少ないのが利点ですね~
インパクトドライバーはその名のとおり、ねじ込みながら叩くので(叩きながらねじ込む)力は大きく、ある程度なんでもやっちまいます!その代わり、力がありすぎて木材を割り込んでしまったりっていう現象になりやすいのも特徴です。
ですが、それは気をつけたり調整しながらねじ込んだりすればいいだけなので、俄然インパクトのほうが重宝すると思います。
また、それぞれに「充電式(画像がそうです)」と「電気コード式」というのがありますが、使い勝手でいうとこれも俄然「充電式」が有利です。電気コード式はコードの制限に左右されますし、作業しててコードが邪魔になるってことがあるからです。最近ではインパクトを買えば電池パックも2個ついてたりするのでそこまで充電の不備に影響もされないからです。
で、インパクトを購入する際に気になるのが「メーカー」と「電圧パワー」です。
詳しく説明しちゃうと長くなるので、簡潔にご説明すると、
【メーカーで選ぶなら】
1位 日立
2位 マキタ
3位 パナソニック
4位 リョービ
って感じでしょうか。パワーとか機械の剛性とかメーカーとしての安定性とかっていう概念で決まります。
【電圧パワーで選ぶなら】
1位 14V
2位 10V
3位 18V
でしょうか。数字が多くなればなるほど打ち込む力が強いと思ってください。だけど、木工DIYでは14Vあれば十分です。現行では18Vが最強になっていますが、そこまでの力はほぼ要りません。なのに18Vになれば格段に本体の値段が上がってしまいます。
本当は10V程度でも十分なのですが、将来性を考えると14Vあればなんでもこい!みたいになれると思います。
次に
木材を切断するための丸ノコです。
使い方を間違えると大怪我する危険のある道具ですが、これもないとダメでしょう。のこぎりで切ることもできますが、いろんなガイドツールを駆使して慎重にしないと人間の手で真っ直ぐ切るというのも難しいでしょう。また45度に切るとかっていう作業も手では辛いものがあるのですが、丸ノコには大抵角度切りができるようになっていますので、45度切断くらいはなんなくできます。
この道具も種類や特徴が沢山あって、選ぶのが大変ではあるのですが、簡単に選び方を言うと
■本体のメーカーや機能がどうこうより【刃】が大事
です。
画像に見えてる丸い刃ですが、これの切れ味によって切断面の綺麗さとかは代わります。なので本体はそこそこのでいいと思います。人気なのはやはり日立でしょうか~。マキタやリョービとかもいいですよ~
これは基本電気コード式が主流なのですが、最近は充電式もあります。電気コード式では、たまに間違ってコード切っちゃったwwってことがありますが、それは注意して使ってもらうとして、充電式だとどうしても充電パックが取り付くので、重たくなるし、それにより作業安定感が失われるので、作業の重要性から、ほとんどの方が電気コード式を使っているでしょう。
また付けられる刃の大きさ(丸の大きさね)によって本体の大きさも変わっていきます。大きいφの刃を付けられれば太い木材も一発で切断できるようになるのですが、木工DIY程度ではそこまで大きな材料を切ることもないので、小さめの丸ノコでも十分だと思います。大きいと重たいですし、手にかかってくる力も大きいので、扱いが大変ですから。
一つだけ機能として注意しておいてほしいのは「ブレーキ機能があるかどうか」です。だいたい今の丸ノコには全機種に搭載されているとは思うのですが、まれにないのがあるのでwブレーキ機能とは、スイッチから指を離して止めたいときに、ブレーキがかかってすぐに刃の回転が止まる機能です。この機能がないと、自然停止するまで丸ノコを持って待たないといけないのでダルいですし、危ないですからね。
では次は
スライド丸ノコです。
先ほどの丸ノコと違い、作業台などに固定して使う丸ノコになるのですが、同じように木材の切断作業を担当します。
ちょっと画像を見ると一気に専門的な機械に見えますが、固定された丸ノコという印象でOKです。
同じように木材を切断する機械ですが、丸ノコより俄然精度が高く、角度切りとかも簡単に綺麗にできます。切断作業も木工DIYではかなり多くやる作業なので、楽に綺麗に切断できることは大事です。
ただ移動とかができないため、自由度がある丸ノコも必要なのです。
でもコレがあれば本当に楽で、丸ノコより安全ですし、綺麗な切断作業ができます!もっておきたいです!
スライド丸ノコにも沢山種類はあるのですが、例えば、丸ノコは小さいものを買っておいて、スライド丸ノコを少し大きなものを買っておく、という合わせ方が理想だと思います。
最近ではレーザーポインタが付いてて、切りたい木材の切断線にレーザーをあわせれば、ちゃんとそこに刃が当たり正確に切断ができるというものがありますので、よかったらそれを選んでください。
これも本体の性能としてはあまりどれも変わらないですが、大事なのはやはり【刃】にあります。
日立やマキタ、リョービなどを代表に、最近では廉価版のメーカーとかも沢山でてきてて、迷いますが、まぁ、大抵どれも似たり寄ったりです。本職の大工さんなどから言わせると「コレだろ!」ってのがあるとは思いますが、初心者木工DIYの方にすれば大抵どれも同じです。
購入するときには「どのくらいの木材が切れるか」を最重要視して選ぶといいでしょう。
以上、この3つがあれば最低限木工DIYをするための電動工具は十分でしょう!
あとは手作業でもなんとかなる範囲です。
そうですね~予算としては、、、
■インパクトドライバー 約1万8000円
■丸ノコ 約1万円
■スライド丸ノコ 約3万円(安いと1万5000円くらいでもある)
ってところでしょうか。ちょっと高く感じるかもしれませんが、木工DIYを続けてやろうと思うなら安い投資だと思います。
ご検討くださいね~~
では、ついでに、更にあると便利な電動工具もちょいとご紹介しときます。
■ジグソー
俗称「ママさんのこぎり」と呼ばれる切断工具で、丸ノコとかと違い「曲線を切ることも可能」な自由度があるものです。が、切断面がすこし汚くなりますので、後からペーパーをかけたりの作業は必須です。でも、特に女性の方とかにも安全で簡単に切断ができるので、そういう意味でもオススメの切断工具です。丸ノコをやめてジグソーにするっていう手もありますね。
こういう円弧に切断するのもお得意です!
こちらもどの種類でもそんなに機能に大差はなく、あるとしたら「オービタル機能」だと思いますが、まぁ、それは今回は触れないこととします。
それよりもやはり【刃】に拘るほうが有益だと思います。
これは比較的安くて、5000円~ありますよ。
■サンダー
自動で高速ペーパー掛けをする道具です。ペーパー掛けは手でもできますが、沢山の木材をしないといけないときとか、めちゃくちゃ疲れます。このサンダーがあれば楽ですが、やりすぎてしまったりもするのは慣れで解消できます。
作業が早くて助かります。
たまに「サンダー」というと「グラインダー」のことを指す人もいますが、サンダーとはコレです。研磨道具です。
取り付けるペーパーの粗さを変えれば、下磨きから仕上げ磨きまでこなせるので便利です。
長時間使っていると、振動が身体に残り、不思議な感覚に見舞われますwww
■トリマー
画像はありませんが、飾り堀りという加工削りをするための機械です。
見えますかね?内側の角を丸く掘っているのがトリマーのお仕事です。あんまり出番はないかもですが、ちょっとゴージャスに縁取りたいとかそういう気分のときは出番です。でも、結構危ない道具でもあるので注意が必要な道具であるし、いろんな形の削りがしたいとなったとき、そういうカタチをした刃を購入しないといけないので、結構刃にお金がかかっちゃいます。
以上、木工DIYをする程度ではこのぐらいあればもう完璧なんじゃないかと思います。
ご参考にされてみてください~~
次回スクール予告は【これから木工DIYをはじめる方へ その5「ビスの力」】です。
お楽しみに~