母の冷静な(めずらしくまともな)判断で

インフォメーションMAPを眺めるそらまめ。

やはり直観に従ったら コンクリートジャングルを

彷徨う羽目になるとこだった、という事が判明した。

ナイスフォローだ、母よ。

 

地図によると、道路を渡って 突き当りの建物沿いに

右方向に直進。最初の角を左折!と読み取れる。

 

 

だが・・・。

 

 

そらまめみたいな人間には、地図上の『道』と

目前の風景の中の『道』がなかなか、一致しないのだ。

 

まあ、方向音痴以外のひとにはわかるまい。

 

そらまめにとって、道とは なんか、白い模様が描いてあって

自動車が通るとこのこと。

そーゆー場所は 全部 『道』

だから、バスのロータリーも道に含まれちゃう。

そして、地図上の『現在地』にはロータリーの部分がはっきり描かれていないので

もはや、渡るべき道路が どの位置かがわかんなくなっちゃうのだ。

 

目の前が『現在地』なら 渡った先の建物はバス停になってまう。

でも、バス停って、建物?

ううん。ちがう。

ほんじゃあ、ロータリーの先のほーにある、あの建物の事?

ううん。そしたら、あすこの あの道の一種みたいなんが

地図には描いてないから、あの道は幽霊の道ってことになっちゃうし。

(幽霊の道ってなんだ。そらまめよ。言ってることがぱーちくりん。)

この地図が間違ってるんじゃない?(そんな事はない)

 

頭上にハテナマークをいっぱい出しながら考え込んでいると

マミが叫ぶ!

 

「わかった!わたったよッ!そらまめちゃん!

この、梯子みたいな線は、横断歩道よ!

だから、あすこの 横断歩道を渡ればいいんじゃない?」

 

で、でも、あそこは 4メートルほど離れてるから

「現在地」じゃなくなっちゃうじゃん?

 

「そ、そうかしら?」

 

そうだよ。

 

「あ!建物の絵に 名前が書いてあるよ。

突き当たる建物の名前が『KITTE』になってるから、

やっぱ。あの梯子を渡るんだわ!』

 

お、おおおお!すごいぞ、母!

 

こうして、無事美術館にたどり着くことが出来た。

ほとんど、母の力であった。

まったく頼りになってない娘。

 

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あいかわらず、写真が下手である。

お姫様がかぶってた 冠がいっぱいあって、

万年乙女のマミは おめめが お星さまになってた。

肩が凝りそうなのは 冠りたくない。

これがいい。

これ、写真に取っといて!とリクエストがありました。

GIGIにねだるつもりだろーか。

さすがのGIGIも、これは買ってあげられまいが。

 

中の椅子に時々 座らせて休息させなきゃ

きゃーきゃー、はしゃいで ぜーぜーなりそう。

こんだけ喜んでくれりゃあ 連れて来たかいがありましたよ。

 

 

さて、鑑賞もすんで、いよいよ昼飯という事になったのだが

美術館をぐるっと囲んでるインテリジェントビルが

インテリでジェントすぎちゃって、まー、よくわかんねー。

3階に上がりたいだけなのに、二階どまりのエレベーターに乗っかっちゃったり

自動ドアかと思ったらただの窓だったり

(立ち止まったり押したりして赤っ恥をかくそらまめ)

 

「ここで働いてる、会社員のひとは、毎日難儀してるねえ」

 

どうかしら。

迷子になってるのは わたしら親子だけみたいよ(笑)

 

 

散々苦労して、京のおばんざいを食べることができましたよー。

 

 

帰りは、よらさんにご紹介して頂いてた

虎屋のカフェに連れて行こうとしたんだけど

もう、お腹一杯、というので、お買い物だけして帰りました。

 

 

ワタシは、カズンさんがお買い物をしてる時

さんざん、誘惑されていたブツに、今度は負けてしまった。

 

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親孝行 失敗記念(?)

餡ペースト。

 

うまうま。