新しい命の魂の地図を描かせて頂きました。

弾むような 踊るような

新しい時代を牽引する強いエネルギーを

感じながら製作しました。






最近の母は朝一仕事すると余所行きの服に着替えて

「小学校にいく」

「同級会にいく」

と言って部屋から出てくる。

もう驚かない私(笑)

しかしこの頃は着替える服が季節もTPOも怪しい…。


また本当に出掛けるとなると

何度も着変えたり

バッグを複数持ってきて中身を出したり入れたりして

でも、結局何も持たなかったり。


一年前はこんなでは無かったなと思いつつも

さりげなく手を添えたり言葉をかけてそれなりにして

連れて出たり送り出したりする。



母の従兄弟の奥さんや旦那さをんが90を越えて

動けなくなったり人の手を必要となってきた。

その回りの人達は

「○○が頼りだったのに」と口を揃えて

母が認知症になり頼りなくなったことを残念がる。


私も母が元気だったら

あんなことそんなことを言ったりやったりしたろうと

想像は出来るけど

そんなことから遠のいた彼女を見ると

それはそれで良かったのかもしれないと思う。


人の世話をする自分に価値を見いだすことで

自分の人生を振り返らない

自分の人生を尊ぶ事をよしとしない生き方に

結び付いていた彼女の思考を知っているから。



少し前は自分より年長の人たちを案じていた母の口から

今はそのような言葉は聞こえない。


その代わり入学式や同級会

家に子供が居て正月が近いと繰り返し

また突然亡くなった自分の親の所在を聞いてくる母。



彼女は人生初めて本当の子供に帰りつつあるのかもしれない。