こんにちは
10/18 浅草木馬館 劇団荒城
この日は
楽しみにしていた、劇団新の
龍新座長
龍錦若座長のお二人ゲスト日でした
仲の良い勘太郎座長と新座長
豪華な舞台です
木馬館に、新座長のノボリが
大衆演劇ファンは皆様ご存知のことですが
木馬館は浅草の浅草寺のすぐ近くにあります国内外の観光客が多い通りに面しています
最近は友人や姪と
身体が三つ欲しいねと話しています
二つの身体で観劇をこなし、
最後の一つで日常生活です
これ理想です
この日の前狂言
「小仏峰五郎」
他の劇団で観たことがありますが
荒城さんでは初見です
当時の倫理観と現代とのズレがある芝居です
以前観た劇団さんは、
時代による価値観のズレをしっかりと意識して
その部分の主人公の葛藤を、とても丁寧に描いていました
荒城さんも
やはりそこを意識なさっていました
主人公の葛藤ではなく、
周りの登場人物それぞれの感情を通して
しっくりと観客に納得できるよう緻密に作られていました
単純に個人の好みの問題ですが、
やはり私は、
昔の話を現代の感情で感じられる芝居が好きです
この部分も
荒城さんに惹き付けられる要因の一つなのだと
再認識しました
劇場に居ると
色々なかたから、色々な感想を聞きます
一期一会です
これは荒城さんの話ではありませんが
たった今自分が感動した芝居を、
価値が無いと一刀両断なさるお客さんもいます
そんな時は逆に興味が湧き
どんな芝居がお好きかと尋ねると、
返ってくる答えは
正直苦手なタイプのお芝居の劇団さんだったりします
私の心に響く芝居はこのかたには響かない
このかたの心に響く芝居は私には響かない
優劣ではありません
世代や環境や経験等、様々なもので作られた
それぞれの琴線に触れるかどうかです
それがまた、大衆演劇の楽しさでもあります
切狂言
「丹下左膳」
二年程前に、後見の和也さん主演で観たことがありました
軽やかで遊び人風で、情の深い左膳でした
今回の新座長の丹下左膳は
もう少し落ち着いていて、
でも可愛いげがあって
ピンと張った美声から出る見事なべらんめぇ調が
めちゃくちゃ素敵でした
久しぶりに拝見した新座長は、
少し横に成長されていて貫禄がありました
ゲストの新座長と錦若座長二人のシーンに
同じキャラ設定の
勘太郎座長と蘭太郎さんが乱入してきたりの遊びもあり
客席も大盛り上がりです
それでも
芝居はきっちりしっかり芝居
最後はホロリと涙が出ました
大サービス30分以上の延長でした
今月の木馬館公演は
せっかく座長さんがお二人なので
1日~10日は荒城真吾一座の公演
11日~20日は荒城勘太郎一座の公演
21日~30日は劇団荒城の公演です
千秋楽と初日が三回ずつあるのです
メルは動き回る子なので
いつも残像のようになってしまいます
顔が写りません
今日も長々と
ありがとうございました✨