「死んでもいいよね」


と弟から連絡が来る。月一くらいかな。







「何かあったん?」「どうした?」


理由を尋ねたところで、答えは返ってこない。







結局のところ、本人もよく分かっていない。なぜ死にたいのか、どうして死にたい気持ちを抑えられないのか。








弟の部屋は案の定、荒れ放題となっていた。ひっくり返った机やイス。コンビニ袋に入ったゴミも点在している。片付けようと拾い上げると、無数のアリが走り回る。ついでにゴキ先輩も。なんというか……









マジかー









でもいつか良くなるよ。

その確信だけは何故か揺らがないんだよね。





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