3000円での餃子食べ放題イベント「日本餃子センター」 | じきの食歴

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世の中には、美味しいいもので溢れている。
そんな美味なる料理やお酒の記録を食の歴史として記しておこう

初めて降り立った、豪徳寺駅。
駅から徒歩1分ほどの場所に昨年12月にオープンした、日本餃子センターがある。
今回、こちらにて1夜かぎりの特別な食べ放題イベントが開催されたので行ってきた。
最初に内容を書いておくと、10種類の餃子、5種類のつけだれ、7種類のつまみ、4種類のデザート、ご飯が食べ放題な上、アルコール含むドリンク2杯がついていて3000円という、かなりお得な内容。
元々が、餃子1皿5個入り390円とかなりリーズナブルな価格設定なのだが、それでも各種おつまみ等も食べ放題でこの値段は安い。
ただ、この店の売りは値段ではなく、専用の餃子マシーンを導入し、店内で皮伸ばしから型抜き、餡を包むまでを自動化していることにある。
そのため、その日の作り立てを冷凍することなく、オーダーを受けてから茹でたり蒸したりして提供することが可能となっている。
そのために導入している機械は、通常だと食品工場やセントラルキッチンのような所に導入されているもので、この規模の店で導入している例は、ほぼ無いらしい。
設備投資とか考えると、とてもこの値段ではやってけないのだろうが、実はこちら、「北の家族」等、数々の飲食店を展開しているサブライム社の新しい業態のお店。
このお店が起動に乗れば、今後チェーン展開も視野に入れているそうで、そういったことを見越しての価格設定なのかもしれない。
 
で、肝心の料理の方だが、餃子の材料はすべて国産に拘っているそうで、中でも餃子の皮に力を入れており、北海道産の小麦粉に白玉粉を配合しているらしい。
そのため、皮の風味を楽しんでもらえるように、焼きではなく、茹でと蒸しで餃子をメインに提供している。
ちょっと厚めの皮でもっちりしているが、全体的に小ぶりで、中の餡は少な目。餃子は、皮を食べるものという、中国本来の餃子に近い提供の仕方だ。
なお、餡はベースが決まっており、そこに色々な食材を混ぜることによってレパートリーを出しているみたいだった。

今回の食べ放題の対象となっていた料理は下記のようなもの。今回一緒に行った6人の間の人気では、特にどれかに偏ったりはしなかった。
それは、餡のベースを共通化しているため、突出した旨さというか特徴が出にくくなっていたからなのかもしれない。
そういう意味では、唯一「焼き」という個性のあったニラが比較的人気があった。
なお、ドリンクも390~500円と安く、ビールは赤星だし、つけだれにも入っているレモン酢のサワーも個性ある。あと、こちらの抹茶ハイがかなり濃くて旨かった。
次回、また同様のイベントがあれば席を取ってみようと思うので、興味ある方コメントしておいてください。

【今回の食べ放題の内容】
■餃子
蒸:キャベツ、トマト、レモン
茹:しょうが、にんにく、ねぎ、しそ、パクチー、うめ(季節限定)
焼:ニラ

■つけだれ
レモン酢、トマト味噌、花山椒醤油、辛味噌、酢胡椒

■つまみ
にんじん、セロリくん、ねぎだくチャーシュー、パクサラ、棒棒鶏、ミックス漬け、センターのマカロニサラダ、ご飯

■デザート
レモン杏仁、トマトシャーベット、牛乳アイス、ココナッツミルク