一気に寒くなりましたね。
とうとう暖炉に火が入りましたがな。
 
こうも気温がいきなり下がるとですね、
サラダもアイスクリームも見たくもなくなりますわね。
先週まではあんなにチヤホヤされていたというのに。
 
こうなると鍋とか煮込み料理が突然恋しくなったりしますけれども
温かいものが欲しい、けどじっくり煮込んでる時間はない!
という時によく作るメニュウを覚書記しておきますわ。
(ちなみに夏場に煮込み時間も少なく手軽にできるサッパリ料理としてもヘビロテしたわよ)
 
 
その名は「豚肉のシャルキュティエール」côtes de porc charcutière 
 
 
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ちなみに、このシャルキュティエールというネーミングは、豚肉と惣菜屋=シャルキュトリーで買える素材(豚肉)から来ているそうざますが

お惣菜としてもトマトファルシと並んでこんなもの売ってそうやもんね。

ピクルスもマスタードもシャルキュトリーになくてはならない付け合わせですし

なのでこの料理に使う肉は豚肉で頼んまっさ。

 
玉ねぎとピクルスを切る(あるいは肉も)だけで、あとは調理していくだけ
多分30分強くらいで完成出来るんちゃうかな(人にもよるけど)
 
 
材料
 
豚ロース肉(ステーキ用)4枚 骨なしでも骨つきでもリブの部分ならおけ
玉ねぎ(大) 1個 みじん切り
トマト水煮缶 1個(ダイスカット状が便利)
ピクルス 12本(ミニサイズの場合)
マスタード 大匙1.5
白ワイン 100ml (なければ水でもおけ)
塩胡椒 適量(お好みの量)
バター(無塩) 適量
 
 
作り方
 
お肉は脂身のある部分に包丁を入れて筋を切って塩胡椒で下味をつけておこう
(そのままの大きさで焼く場合も半身にカットする場合も切り込みを入れると焼き縮み防止になる)
みじん切りした玉ねぎを鍋で炒めて透明になったらトマト水煮缶と白ワインを入れる
(トマト缶の酸味と白ワインのアルコールをここで飛ばす)
7〜8分くらい煮立てたらスライスしたピクルスとマスタードを入れて弱火で煮る。
 
 

その間に、フライパンを熱して豚肉を焼き付ける。
そのまま塊を焼いても美味しいのですけれども、ワタクシは気分によってはそぎ切りにして食べやすい大きさにカットして焼き付けたりします。
 
とにかく、しっかり焼き目をつけると美味しいよ。
油はサラダ油(オリーブオイル)でもええねんけどバターも捨て難く、なんやったら両方合わせ入れて焼いたって下さい。
フレンチらしさがグッと出ますしその方が美味しいねん。
バターを入れたら焦げ易くなるので焼き目がついてから入れてもええよ。
 
 
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ある程度火が通ったら焼いた肉をそのまま鍋に入れて行き、5分くらい煮込む。
仕上げにもバターをお好みの量でよろしいんで入れてね。
風味が断然よくなりますんで。
 
以上だす。
 
そのまま出来上がりを食べるのも美味しいですが、やっぱり一旦冷まして再び火入れするとすごく味が馴染んで角が取れるので、そっちを食べるのはかなりおすすめ。
お子さんなんかは特にこの方が食べやすいかも知れまへん。
 
 
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これは夏でもさっぱりした酸味で、しかも調理時間が短いのですぐ楽しめるので
かなりヘビロテやったんですけど、まあこれからの季節でも時短煮込み風料理で楽しめるんちゃうかな思います。
ポイントはピクルスとマスタードの風味じゃよ。
マスタードは普通のマスタードでも我が家のやうに粒マスタードでもどちらでもオケ
ワタクシは粒マスタード派なのでサラダのドレッシングも全部こっちで仕込みます。
練りマスタードほどツンとしない辛味が諸々使いやすいのざますよ。
 
 
 
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仏人レシピだとガッツリ骨つきポークソテーのソースとして添えられるパターンも多いんですけど、肉を食べやすくカットすると軽くおつまみ的にも頂けますし
ソースが旨いのでパスタとかコメとかキヌアとかカリフラワーライスとかブルグとかクスクスの上に乗っけて洋風丼状態でランチにパパッと出せたりもするし
ワンプレートでそれぞれを盛り付けてお食べになられるのも当然よろしいよ。
もちろん夜はこれで立派なメイン料理になるざます。
 
 

一般的な仏国レシピだとこうなる(いわゆるステーキソース的な)

 
 
仏人たちはタリアッテッレを添えるバージョンもお気に入りという声をよく聞く
(当然イモもね)
つまりパスタソースとしても丼ソースとしても箸やフォークが進む味わいやね。
 
ラタトゥイユとかトマトソースにちょっと飽きたらこのバージョンは新鮮やと思います。
肉の旨味が実にソースに溶け込んで好い仕事してはります。
酸味爽やかな一皿やし、白い肉(豚肉)なんで、白ワインにもとても合うざます。
赤ワインが好きな人はタンニン軽めの赤にした方がいいかもね。
ピクルスと合わへんワインを選択肢から省いていくのが近道かもね
なんやったら辛口のロゼでもええと思います。
 
合わせるソースにもよるけれど、肉やチーズは絶対赤ワインとは限らへんし、魚介類だって絶対白ワインとも限らない場合がござんすからね、白い肉白い魚、赤身の肉に赤身の魚で合わせるワインを想像してみるとええかもよ。