前回、算数検定の話を書きましたが、その前に小1の息子は漢字検定を受験しました。 令和になって初めての令和1年6月16日のことです。(算数検定は6月23日に受験)
使用テキストと模擬試験問題集
最初は下のようなかわいいテキストを買おうと思っていたんですが、
息子に見せるとウサギはイヤとのことで、
次のネコ写真入りのテキストを選びました。
息子はネコ好きです。
上の「いちまるとはじめよう!」の方はウサギだからというより、絵柄の雰囲気が嫌だったんだと思います。
この記事に書いたように、
↓こういう絵柄も嫌がっていたので。
でも、このくらいの年齢の子は、大抵この本、大好きだそうです。
たまたま息子の好みではありませんでしたが、上の本と同様、一般的に子どもが好むイラストの「いちまるとはじめよう!」の方が楽しく楽に勉強できると思います。
下の「漢字学習ステップ」は普通の漢字検定対策本ですが、10級とあって、中身は子ども用。これでも充分楽しく勉強できるようにされていました。
普通の「漢字学習ステップ」は小さくて少し書きにくいですが、
次の私が購入した「ワイド版」の方だとそのまま書き込みしやすく、おすすめです。
コピーして何度もされる方もいるようですが、私は面倒だったのでそのまま書きこませ、1回で終了しました。
※追記です。新しい「漢字学習ステップ」が発売されています。
初めて漢字検定を受けるので、次の「本番そっくりテスト」もさせてみました。
「実物大過去問」は5回分でしたが、こちらは6回分。
ユーキャンの漢字検定10級 本番そっくりテスト【フルカラーの漢字ポスターつき】 (ユーキャンの資格試験シリーズ)
- 作者:ユーキャン漢字検定試験研究会
- 発売日: 2018/10/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
切り取り式になっていて、本番のように一回分ずつ切り離して渡すことができます。
これのおかげで、試験開始前に性別のマークの塗りつぶしが必要なんだと気付き、他の部分の記入練習も必要か調べてみました。
Q11 子どもが受検するのですが、まだ小さいので自分の名前を漢字で書けません。大丈夫でしょうか?
はい、大丈夫です。答案用紙には、氏名・生年月日・受検番号・会場番号があらかじめ印字されています。
当日は、印字されている氏名と生年月日が正しいかを確認していただき、氏名のふりがなの記入、性別のマークの塗りつぶしを行っていただきます。
検定日の約1週間前に届く受検票にも氏名・生年月日が印字されていますので、事前にご登録の氏名・生年月日が正しいことをお確かめください。万一ご登録の氏名の漢字や生年月日に誤りがあった場合は、ひとつ前のQ8をご確認ください。
(個人受検(お申し込み後について) | よくある質問 | 日本漢字能力検定より引用)
ご参考までに。
当日はこの「本番そっくりテスト」の付録の漢字ポスターを持って行き、控室でさっと確認しました。
持ち物
受験票・鉛筆(HB~2B、シャープペンシル可)・消しゴム
※顔写真は1級~準2級受験者のみ
※腕時計は必要な人のみ(検定会場に時計が設置されていないこともありますと書かれていたので、念のため、持たせました。)
試験時間は充分にあり、時間があまるので、特に時計がなくても大丈夫だと思います。
試験会場
会場探し
親としても初めて行く大学が会場で、駅から少し距離があり、ドキドキ。
早めに会場の大学に着くと、中年のガテン系の男性ばかりが大学の入り口(学校の門)付近にブワーっといました。子どもや女性はひとりもいません。強そうな男性の集団に慣れていないので、どうも肩身が狭くて通りにくいし、この人たちが漢字検定を受けるように思えません。
場所を間違った?きっとここではなくて、隣の入場ゲート(学校の門)の方かも…と、隣の門を目指して歩きかけた時、漢字検定の試験会場スタッフらしき物腰柔らかい男性に声をかけられ、門を入って左手の建物が漢字検定試験会場だと気付きました。
建物の入り口の看板。「漢字検定関係者除き」「たちいりきんし」の看板がなんだか面白い~!
ちなみに、同じ日に門を入って右手の建物で、建築機械系の検定試験があったようです。
帰りに気付きましたが、それで男性が大勢いたんだと思います。こちらの試験会場には控室がなかったのかな?
同じ大学で複数の検定試験が行われているので、注意が必要ですね。
受験番号をもとに部屋探し
漢字検定の受験票には「1・2・10号館」と書いていて、何号館に行けばいいかわかりませんでしたし、どこが1号館か2号館か10号館かもわかりませんでした。
当日、本部がある1号館入り口の張り紙(2号館と10号館にも張り紙があったのかもしれません)と、自分の受験票と照らし合わせて、何号館の何階のどの部屋で行われるか確認しなければいけないのですが、
スタッフが素早く手に持っている受験票の番号をチェックして、「1号館の◎階の◎◎◎室です。控室は◎階です」と教えてくれました。
サッと小さな声で品よく言われたので、聞き取りにくかったのですが、なんとなく聞きかえせず、かといって教えてくれた人の前で表を見て確認するなんて、失礼なこともできないし、ちょっぴり困ってしまいました。
だいたい検討をつけて1号館を見て回り、子どもが受ける級の部屋を探しあて、
案内された控室で待っていましたが、試験開始より1時間以上早くついていたので、暇で暇で…
軽さを優先して漢字ポスターくらいしか持って来ていなかったんです。
周りの人たちはテキストを持って来ていたので、私たちも持ってきたらよかったなぁ~とちょっと後悔しました。
前の試験が終わり次第、入室可能
20分前から入室可能と書いていていましたが、ふと不安になって30分前に試験が行われる教室に行ってみると、もう続々と入室されていました。前の試験が終了して、作業が終われば入室できるようです。
机に受験番号が貼られていないで、掲示されている表を見て自分の座席を探します。
机の上には名前入りの問題用紙がおいてあり、それを確認して座ります。
算数検定との違い
算数検定を同じ6月に受けたので、算数検定と少し違うなと思ったところを書いておきます。
保護者は開始10分前に退出
算数検定は試験開始直前まで子どもの隣にいることができますが、漢字検定は試験開始の10分前に「試験の説明をはじめるので保護者の人は退出してください」と言われ、保護者は外に出されます。
「机に鉛筆と消しゴムのみ」
「カバンは椅子の下」
と指示されるので、先に準備して廊下へ出ました。
廊下に出るとスタッフに控室で待つよう案内されますが、皆、廊下と教室の間の窓から必死で教室内をのぞいています。私は背が低くて見えませんでした。残念!
廊下で待っていてはいけないかのように、控室へ行くことをすすめられますが、かなりの人数の保護者がずっと廊下で待っていました。
受験する子どもの年齢は1・2年生が多い
算数検定11級は幼児さんがほとんどでしたが、漢字検定10級は普通の1年生もしくは2年生くらいの子どもが多かったです。
漢字検定は途中退出禁止
算数検定と違って、漢字検定は途中退出禁止なので、早く終わっても最後までいないといけません。すご~~く暇を持て余していたようです。幼児さんは長時間じっとしているのが、ちょっとしんどいかもしれません。だから、算数検定の方が幼児さん率高いのかもしれません。
終わったら一斉に出てくるので廊下は満杯、迷子になる可能性も
試験終了時刻になると一斉に子供たちが出てくるので、(算数検定は保護者を見つけてから引き渡しです)出てきた子どもを早めに捕まえておかないと、迷子になりそうです。エレベーターも階段も人でいっぱい。子どもがひとりで先に階段を下りて行ってしまったけれど、自分は人が多くて身動きとれず追いかけられない…と困っている人もいました。
試験結果
検定日の1か月後にWEBで合否結果が見られるのですが、それを知らずに(受験票に書いていないんです)ひたすら結果送付を待ちました。試験結果は40日後に送付なので、合格してるのかどうか気になる時期が通り過ぎた頃、届きました。
こんな冊子。
左が閉じられていて、合格証も点線で切り離して使う方式。
開くと詳細な結果が書いてあります。
合否結果がわかっていなかったので、(本人は100点だと言っていましたがあてにならないので)親の方がドキドキでしたが、合格でした。
一問、「休み」の読みの問題に「×」がついていました。普段、「休み」の漢字は頻繁に出てきて、普通に読めているので、算数検定と同様、どう考えても単純ミスです。
漢字の止めやハネを心配していましたが、それは問題なかったようで一安心。
子どもはまた、次もチャレンジする気になっています。
小1の範囲の算数検定11級と漢字検定10級、どちらが難しい?
どちらも1年生の範囲ですが、受験する年齢層も内容も、漢字検定10級の方が上。
算数検定のテキストは読んだだけで、実際に練習問題に取り組んだのは試験開始直前の1ページだけ。過去問はあっという間に8回分終わり全問正解でした。
一方、漢字検定のテキストは一回一回丁寧に親子で読み方や部首、書き順を確認し、漢字の書き方練習時には、止めやハネ、払い、字の形まで注意しましたし、毎回、練習問題もすべて取り組ませました。「本番そっくりテスト」の6回分は試験の一週間前から取り組み始め、1日1回分ずつ消化し、初回は満点だったのに、回を追うごとに✖が増え、合格点はとれているものの、このまま本番まで✖が増え続けたら…と、非常に不安でした。
算数の方が得意なのかもしれませんし、個人差があると思いますが、私たちにとって漢字検定の方が手強かったです。
算数検定10級と漢字検定10級を同じ時期に受験するのが一番バランスがとれていて良かったんじゃなかったかなぁと少し反省しています。
※算数検定11級の会場受験のことはこちら。
※算数検定9級以下の会場受験は廃止になっています。
※11級以下の幼児さん用の算数検定もあります。
今後は?
10級なんて下位級をとっても意味がない、特に入試などで優遇される級からでないともったいなくて受けさせる気がしないという友人もいて、なんとなく、そうかもしれない…とも思いましたが、本人は次の級も受けたいと言っています。
結果が出たと思ったら、また次の試験日程が迫ってきています。
試験日:2019年10月20日(日)【受付期間:2019年7月1日(月)~2019年9月20日(金)】
(次の算数検定は10月27日(日)で、受付期間は8/26~9/18です)
今回、検定のことがだいたいわかり、手ごたえがありましたが、今後はどういう作戦でいこうか、悩み中です。
※2020/10/16追記です。その後、少しずつ上の級を受けています。
「漢字学習ステップ」は、これまで7級(小4)以上のワイド版がなかったのですが、7級のワイド版も出版されました。6級(小5)以上はこれまで通りワイド版がありません。
一般的に、ワイド版が必要なくらい小さな子ども(幼児さんから小1くらい?)が受ける級が、以前より上がってきているかもしれません。
8級(小3)の範囲を学習し始めた頃から、無料の漢字アプリを使いはじめました。
小3の範囲まではドラえもんの漢字アプリがあります。上の記事に書いてます。
次の「しりもじ漢検」は5級(小6)の範囲まで対応しています。
今は6級の範囲を「しりもじ漢検」で遊ばせつつ、漢検のテキストと過去問に取り組んでいます。
漢字を学び始めた頃と違い、慣れが出てくると字の形が崩れてきます。しかし、親が文字の形など細かいことをうるさく言うと嫌がられます。
そんな時に頼りになるのは外部の人の意見。
通信教育「まなびwith」の添削テストはトメやハネどころか、漢字の字形や書き方をしっかりと見て添削してくれるので助かります。
↓お子さんが漢字を雑に書いてお困りの方におすすめです。
これから漢検受験を考え申し込む方は、できるだけ申し込み開始日に申し込むすることをおすすめします。
以前と違い、地域によってはすぐに満席となって、申し込み受付を締め切られるようになっているので、受付終了期間までに申し込もうと考えていたら、間に合わないこともあります。
英検にもチャレンジしています。よろしければ、どうぞお読みください。