タイで出会ったナチュラルボーンなストーカーな日本人6

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タイのチェンマイにて。私はYの想い人ユンピン宅にひょんなことからお泊りすることになりました。結局、翌日ユンピンたちが買ってきてくれた朝食を一緒に食べ、その後も昼過ぎまで何をするでもなくユンピンの部屋でぼーっと過ごしていました。しかし、心のどこかで、一体俺はここで何をやっているんだ?と不思議な気持ちで一杯でした。

タイの若くて綺麗な女の子。その部屋で数人のリア充と思われる女子に囲まれてお泊りした。しかも相手は友人が好きな女の子。何かいろいろなことが複雑に絡み合っていて訳が分からなくなってしまいました。しかし、ユンピンの部屋の居心地の良さ、女性の部屋特有の良い香り、清潔な部屋、それらの環境が私の神経をどうでもよくさせて、ただただ、だらだらしていました。

しかし、夕方近くになり、さすがにこれ以上長居するのはまずいと思いました。ユンピンたちも夜から仕事があるから大変でしょ?そう言い部屋を後にすることにしました。するとユンピンから、それじゃあ送るね、と言われました。まあ、歩けない距離ではなかったのですが、お言葉に甘えて送ってもらうことにしました。その車中。ユンピンに言われました。

今日の夜また会える?話がしたいんだけど・・・

いいよ。何時ごろ?

仕事が終わってからだから24時過ぎくらい・・・。

いいよ、分かった。

なんて会話をしている間に私のホテルに着きました。そしてユンピンと今日の夜24時に彼女の部屋と私の部屋の間くらいにあるバーで待ち合わせをすることになりました。話って何だろう?とは思いましたが、まあYのことだろうなと思いつつ部屋に戻りました。部屋に戻り、しばらくするとYともう一人の友人が部屋を訪ねてきました。

昨日の夜いなかったけどどうしてたんですか?

>いやー、ちょっと近くのバーで一人で飲んでたー。

お昼くらいにも部屋行きましたけど、いませんでしたね・・・。

>そうそうそう。ちょっとマッサージ学校下見に行ってたー。

なんて嘘がペラペラと出てきました。まあYの所業を見ているのでYに悪いことをしたという気持ちも特に湧いてくることはありませんでした。そして、あーそういえば、今日の夜もマッサージ学校で知り合った人と約束があって飲みに行くんだよねー、と今日も用事あるから宣言をしてY達を部屋から追い出しました。