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2019年4月20日（土）
福島競馬11レース（15時25分発走）
第16回福島牝馬ステークス（G3）
福島芝1800m 4歳以上牝馬別定
《福島牝馬ステークス2019》
《枠順確定後追い切り展望》
※追い切り時計
内容はJRA-VANの調教動画提供サービスやスポーツ新聞から抜粋
1枠1番 ビスカリア（牝7歳 西村淳也 54kg）
17日（水）：栗東坂路4ハロン55.4-39.6-25.6-12.1
坂路での単走追い。4ハロン55.4秒という全体時計は平凡ですけど、道中の折り合いはバッチリでしたし、ラスト1ハロン12.1秒の時計が示すように、終いにスパッとキレる脚を使っていましたので、良い意味で高水準のデキをキープしているのは間違いないでしょう。ダートの中距離戦を主戦場にしていますから、時計の掛かる馬場であれば、上位争いに割って入る事になっても不思議ありません。
2枠2番 カレンシリエージョ（牝4歳 秋山真一郎 54kg）
17日（水）：栗東坂路4ハロン54.2-38.9-25.1-12.5
坂路で単走追い。4ハロン54.2秒という平凡な全体時計に留まっていますが、力感が足りない印象だった3歳時の頃よりもパワフルな脚取りでしたし、頭の位置も安定していて、走りにブレが見られなかったところも好感が持てますので、右肩上がりの状態で福島牝馬ステークス当日を迎える事ができそうです。
3枠3番 ランドネ（牝4歳 戸崎圭太 54kg）
17日（水）：栗東坂路4ハロン53.4-38.4-25.2-12.8
坂路での単走追い。攻め駆けするタイプではありますが、頭を上手く上下させ、バランスの良い走りを見せたのはもちろん、脚取りも力強く、好調時と遜色ない動きを披露していますので、シンガリ負けを喫した前走（中山牝馬ステークス13着）の影響は皆無、と考えるべきでしょう。福島競馬場への長距離輸送を無事にクリアして、レース当日のパドックで落ち着いた状態を保つ事ができれば、前走大敗からの巻き返しがあっても全く驚けません。
4枠4番 カワキタエンカ（牝5歳 鮫島克駿 54kg）
17日（水）：栗東坂路4ハロン57.7-42.0-26.9-12.8
坂路単走で軽めという調教パターンは近走と同じ。力強いフットワークで坂路を駆け上がっていましたから、急激に力が衰えた、というネガティブな印象はありません。ただ、道中で舌を出すなど、気難しい面を見せていたのは相変わらずですから、可もなく不可もなし程度の評価が妥当だと思います。
5枠5番 デンコウアンジュ（牝6歳 柴田善臣 54kg）
17日（水）：栗東CWコース6ハロン84.5-67.7-52.5-38.5-12.0
CWコースでの単走追い。頭も上手く上下させながら、一定のリズムを保つ、という完成度の高い走りを見せていましたし、鞍上に追われてからの反応もまずまずだったので、水準以上のデキには仕上がっていると思います。ただ、若い頃の動きと比較すると、スピード感に欠ける走りだったのは間違いありませんから、急激な良化を望むのは酷だと考えています。
6枠6番 フローレスマジック（牝5歳 石橋脩 54kg）
17日（水）：美浦Wコース4ハロン53.2-38.3-12.5
3頭併せの真ん中から脚を伸ばす形になり、フローレスマジックの外側を走っていた古馬1000万下・レッドエレノア相手に併走同入を果たしています。引っ張りっきりの手応えのまま先行していた併走相手に互角の動きを見せていましたから、叩き2戦目となる今回は前走並みかそれ以上のデキに仕上がっている可能性が高い、と考えるべきでしょう。ただ、過去5年の福島牝馬ステークスのデータを調べてみたところ【ノーザンファーム出身【0-1-1-14】】という不利データにフローレスマジックが該当していましたので、この不利データを覆す走りを期待したいところです。
中山牝馬ステークスで好走した
フローレスマジックの不利データは
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（2位くらい）
7枠7番 ペルソナリテ（牝6歳 丹内祐次 54kg）
17日（水）：美浦Wコース5ハロン67.4-52.5-38.6-12.6
Wコースでの単走追い。1600万下条件からの格上挑戦で、マイル前後の距離を得意にしている馬ですから、相手強化＋距離延長という難しい課題をクリアする必要がありますけど、5ハロン67.4秒-ラスト1ハロン12.6秒の速い時計が示すように、条件馬とは思えないくらいスピード感あふれる動きを披露していますので、状態面の不安はありません。
7枠8番 ウインファビラス（牝6歳 松岡正海 54kg）
17日（水）：美浦Wコース70.5-55.4-40.5-13.3
特別登録のあったダービー卿チャレンジトロフィーを除外になった後、牝馬限定の福島牝馬ステークスへと目標を切り替えてきました。5ハロン70.5秒という全体時計はやや物足りませんけど、単走で追われる形でも高い集中力を保つ事ができていましたし、頭を上手く上下させ、軽やかなフットワークを披露していましたから、高水準のデキを維持しているのは間違いないと思います。
8枠9番 ミッシングリンク（牝5歳 丸山元気 54kg）
17日（水）：美浦Wコース6ハロン82.5-67.2-52.9-38.7-13.5
Wコースでの単走追い。頭の位置がやや高く、ぎこちない走りに終始していたのですが、気難しい面を見せるところはなかったですし、追われてからの反応も上々だったので、良い意味で一連のデキを維持しているのは間違いないでしょう。
8枠10番 ダノングレース（牝4歳 蛯名正義 54kg）
17日（水）：美浦Wコース5ハロン70.5-54.3-40.0-13.3
白いシャドーロールを着用しての単走追い。デビュー当初から追い切りで見栄えのする動きを見せていましたから、追い切りの動きがべらぼうに良くなった、という風には見えなかったのですが、道中の折り合いは全く問題なかったですし、ディープインパクト産駒ならではのスピード感あふれる軽やかなフットワークを披露していましたので、約2ヶ月ぶりの実戦という状況でも本来の実力を発揮できるデキには仕上がっていると思います。
《福島牝馬ステークス2019》
《追い切りランキング》
1位 ランドネ
（坂路単走で力強い迫力満点の動き！前走大敗からの巻き返しに注意！）
2位 ダノングレース
3位 ビスカリア
4位 フローレスマジック
5位 ペルソナリテ
《福島牝馬ステークス2019》
《最終予想オッズ》
①人気 ランドネ 3.5倍
②人気 フローレスマジック 3.8倍
③人気 ダノングレース 4.5倍
④人気 カワキタエンカ 8.4倍
⑤人気 デンコウアンジュ 10.2倍
《福島牝馬ステークス2019》
《展開予想》
10頭立ての少頭数になりましたので、流れが速くなりやすい小回りの芝1800mという条件でも落ち着いたペースになりそう。逃げ馬候補の筆頭は1年前の福島牝馬ステークスで2着を確保したカワキタエンカ。最近のカワキタエンカは出足が鈍くなっていますけど、同型不在のメンバー構成であれば、すんなりとハナを奪えるはずなので、徹底先行型のカワキタエンカが果敢に逃げていき、前半1000m通過60秒前後の平均やや遅めのペースを形成していくのでは？と予想しています。春の福島開催は今週でラストになりますが、最終週の福島芝コースはBコースに変更されますから、差し馬の台頭が目立った先週までの福島芝コースの傾向を鵜呑みにするのは危険です。
《福島牝馬ステークス2019》
《最終予想》
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（2位くらい）
【◎ペルソナリテ】
馬体重を大幅に減らした前走こそ大きく着順を落としてしまいましたが、2走前の条件戦で今年の阪急杯5着馬・エントシャイデン相手に0.2秒差の接戦を演じるなど、昨年末あたりから安定感が増してきた印象のこの馬を本命に抜てきします。芝1800mの距離適性があるのかどうか…というところは走ってみなければ分かりませんけど、バネのあるフォームで機敏な走りを見せていた最終追い切りの動きを見る限り、水準以上のデキに仕上がっているのは間違いありませんし、重賞への格上挑戦という厳しい状況ではありますが、詰めの甘い馬がそろった今年の福島牝馬ステークスのメンバー構成であれば、馬券圏内に食い込む可能性も十分あるのでは？と考えています。
おすすめ軸馬 178戦146勝(146-16-5-11)
勝率82.0％馬券圏内率93.8％
気になる軸馬 220戦169勝(169-22-12-17)
勝率76.8％馬券圏内率92.2％
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