【金賞ビール②】インターナショナルビアカップ 2018 / Gold medal beers on IBC 2018 (Vol:2)

2018-09-19 | (クラフト)ビール / (Craft) beer
日本最大の地ビール審査会
インターナショナルビアカップ
2018、

「ボトル/缶」部門の
受賞結果レポートとして、

第1回は「入賞ビールの速報」
第2回は「日本の金賞ビール」
をお伝えしました。

今回は、「金賞」の
"海外ビール"全20種類
を見ていきます。

【受賞ビール、一覧】

※「ビアスタイル/ブランド名
 /商品名」の順番に、

・フルーツビール(3)
→Whasoo「Yuza Pale Ale」
 (韓国)

・フィールドビール(7)
→HONOLULU BEERWORKS
 「COCOWEISEN」(米国)

・チリビール(8)
→ Young Master
「Hak Mo Sheung - Ancho
  y Hong Kong Panca」
 (香港)

・コーヒービール(11)
→CERVEZAS LA CIBELES
 「CIBELES WHITE COFFEE」
 (スペイン)

・コーヒースタウト/
 コーヒーポーター(12)
→SUNMAI「Coffee Stout」
 (台湾)

・エクスペリメンタルビール(19)
→Taiwind「Tsang-Guang 藏光」
(台湾)

・ヒストリカルビール(21)
→Taihu「Woooo May」(台湾)

・木片/木樽熟成
 ストロングビール(28)
→HONOLULU BEERWORKS
「MOKI STRONG ALE」(米国)

・木片/木樽熟成
 ストロングスタウト(29)
→Mountain Goat
「2018 Imperial Stout」(豪)

・フルーツ入り木片/木樽熟成
サワービール(31)
→Nbeer「Puti Red Wine Barrel
 Cranberry Sour」(中国)

・その他のインターナショナル
 スタイル・ラガー(37)
→Edge brewing project
「Cool Hops-Australian Lager」
 (豪)

・ジャーマン ピルスナー(39)
→Buckskin「German Pilsner」
 (台湾)

・ジャーマン メルツェン(44)
→Buckskin「Märzen」(台湾)

・ベルリーナ ヴァイセ(54)
→Steppeo「Berliner Weisse」
 (中国)

・スペシャルティ セゾン(61)
→Dream Brewer
「Discovery 2# Saison」(中国)

・フランダース アウトブライン
/アウトレッドエール(65)
→Moonzen「Oud Bruin」(香港)

・ロブスト ポーター(80)
→Midtown「Pengbu Porter」
 (中国)

・オールドエール
 /ストロングエール(85)
→CERVEZAS LA CIBELES
 「CIBELES STRONG ALE」
 (スペイン)

・アメリカンIPA(93)
→MINGRI「HAZY DREAM」(中国)

・アメリカン
インペリアルスタウト(101)
→Cervecería Dos Aves
 「Dos Aves Russian Mexico
 Imperial Stout」(メキシコ)

・・・・・・・・・

【最多受賞】「2銘柄」
・Buckskin(台湾)
・HONOLULU BEERWORKS(米国)
・CERVEZAS LA CIBELES(スペイン)

【国・地域別、受賞数】
「5つ」台湾、中国
「2つ」香港、米国、スペイン、
    豪/オーストラリア
「1つ」メキシコ、韓国

【総評】
興味深いのは
「中国」の"マルチ"な才能。
5つの金賞ビールは、

・フルーツ入り木片/木樽熟成
  サワービール(31)
→"ハイブリッド"スタイル

・ベルリーナ ヴァイセ(54)
→"ドイツ2スタイル

・スペシャルティ セゾン(61)
→"ベルギー"スタイル

・ロブスト ポーター(80)
→"英国"スタイル

・アメリカンIPA(93)
→"米国"スタイル

※「ハイブリッド/ミックス」
  スタイルは、
  いろいろな国のスタイルが
  混ざり合ったもの。

→たとえば、
 「フルーツ入り木片/木樽熟成
  サワービール(31)」は、
 ベルギーの
 "フルーツランビック"を、
 米国テイストにアレンジした
 サワーエールですね!

・・・・・・・

同じアジア勢の「台湾」も
"ハイブリッド"3種類、

・コーヒースタウト/
 コーヒーポーター(12)
・エクスペリメンタルビール(19)
・ヒストリカルビール(21)

本格派の"ドイツ"スタイルを
2種類、制するなど、

・ジャーマン ピルスナー(39)
・ジャーマン メルツェン(44)

技術水準の高さを感じます。
→同国内の競争も一層
 激しくなっているようです。

※台湾メモ※
1994年に日本で地ビールが
解禁された8年後、
2002年に地ビール醸造が解禁。

ブルワリーの規模は、
2015年頃に10社超、
現在は、30社超に及んでいます。
(※日本のブルワリーは
  300社弱と言われています)

※台湾のブルワリーの中で
 僕のお気に入りは、
 臺虎精釀/ Taifu Brewing。

→どのビアスタイルも
 世界水準のハイクオリティ
 &日本人好みの繊細な味わい、
 "世界のいいとこ取り"ビール。

素敵な女性ヘッドブルワー
Winnieさんにも再会したくて!?
今年2月に現地を訪ねました!


【総評②】
もう1つ、興味深いのは、、
"入賞"と"金賞"の関係。

本審査会の第1回レポート
「入賞ビールの速報」では、

Goose Island(Shanghai)の
8銘柄が入賞していましたが、
金賞はゼロ。

Tsingtao/青島ビールも
4銘柄が入賞したものの、
金賞はゼロ。

また、日本勢では、
伊勢角屋、霧島、銀河高原、
遠野(ズモナ)、4社が

3銘柄ずつ入賞しましたが
金賞はゼロでした。

一方、Goose Island(Shanghai)に
次ぐ5銘柄が入賞していた
BUCKSKIN(台湾)は2銘柄で金賞。

なお、日本のFar Yeastは、
入賞2銘柄のうち1つが金賞。

さらに、次の7社は、
唯一の入賞ビールが
そのまま金賞を獲得!!

妙高高原、あわぢびーる、
富士桜高原、箱根ビール、
豊田ビール、キリンビール、
常陸野ネスト、すごいですね!

※もちろん"金賞がすべて"
 とは考えないですが、
 やはり金賞が気になります。

・・・・・・・・・

改めて、金賞を受賞された
ブルワリー25社さん、
おめでとうございます!

そして、銀賞・同賞を
受賞されたブルワリーさん、
及び、KEG部門入賞の皆さんも
おめでとうございます!!

素晴らしいビールに乾杯♪
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