おはようございます。
シーガルカイロプラクティックの水越です。


妊産婦カイロプラクティックのメリット①「快適な妊娠期間を過ごせる」
妊婦は人によっては様々な症状に悩まされます。
妊娠初期のつわりは嘔吐、胸焼け、便秘、脈が早くなる、だるさ、たんや生唾が出るなど症状は様々です。これらの症状の多くは初期の胎児の成長を助けるために卵巣で生産されたホルモンによって起こる作用だと考えられています。妊娠をするとプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌され続け、女性の体が妊婦の体へと変化し始めます。
この大きな身体変化がホルモンバランスや自律神経を一時的に乱し、その結果妊娠初期から中期にかけてのつわりが現れます。つまり、つわりは女性の体を妊娠状態へとする変化の表れでもあるのです。


妊娠中のカイロプラクティックケアは脊椎や骨盤のゆがみを取り除くことで脳神経や脊髄神経での神経伝達を良くし、自律神経機能を安定させホメオスタシス(生命の内部環境を比較的一定に維持する生命の内在する能力)をより高く機能させます。


カイロプラクティックケアは血液循環や脳脊髄液循環を促し身体の内部環境を健康に保つ作用が期待できます。特に頚椎1番のサブラクセーション(椎骨のゆがみによる神経干渉)は延髄での神経伝達を乱し、視床下部での生命維持機能を乱すと考えられています。


視床下部は多くの生命維持に関する機能を司りますが血圧、エネルギー代謝、生殖行動、体温調節、防御行動、睡眠のサイクルなど視床下部でコントロールされる機能はどれも命に係わるものばかりです。

そして、その機能の一つに血圧をコントロールしたり、血管を必要に応じて収縮、弛緩させたりする機能があります。これが血流循環につながり、カイロプラクティックをすると体が暖かく感じられることがあります。


これは頚椎のサブラクセーションを取り除き延髄での神経伝達が回復し、視床下部での血圧をコントロールや血管の収縮、弛緩させたりする機能が円滑に働き始めた結果だと考えられます。胎児へ胎盤を介して送られる酸素と栄養素は母体の血液循環に大きく関連していますので、妊娠期間中のカイロプラクティックによる血液循環の向上は母子ともに大きなメリットとなります。


カイロプラクティックケアはサブラクセーション(椎骨のゆがみによる神経干渉)を取り除くと同時に必要に応じて頭蓋骨を構成する後頭骨へのアプローチも行えます。この後頭骨のゆがみが硬膜(脳と脊髄を保護する髄膜の最外層にある強靭な被膜)をねじれさせ、その結果硬膜と脳脊髄の隙間に存在する脳脊髄液(脳脊髄に栄養と酸素などを送る働きを持つ)の循環を停滞させると考えられています。後頭骨の内部は硬膜が付着しているので、後頭骨を調節することで硬膜に生じたねじれを関節的に取り除くことが可能です。その結果、脳脊髄液循環が良くなり脳や脊髄に栄養と酸素などを送り、また不要な老廃物の排出も促し妊婦の健康に貢献します。


また、脊椎や骨盤をカイロプラクティックで整えることは胸腔や骨盤腔の空間を広くし、循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系などに関連する内臓や組織のパフォーマンスを向上させることが可能になります。特に妊娠期のカイロプラクティックケアによる骨盤の調整でのメリットは多く、骨盤の関節可動域を高めることで、胎児の成長に比例して円滑に子宮の拡張ができることや、股関節痛、恥骨痛、腰痛などの骨盤の変形に伴う問題を回避、低減させることができます。


さらにカイロプラクティックケアで骨盤のねじれが減少することは、骨盤腔に存在する生殖器の機能を高め卵巣でのホルモン分泌(妊娠中に分泌され続けるプロゲステロンは出産まで子宮の状態を安定させる機能を持ちます)が安定します。妊娠初期にカイロプラクティックケアでつわりが減少するのは、このような脊椎や骨盤の調整による神経伝達の向上やホルモンバランスの安定、血液循環の安定、、脳脊髄液循環の安定、リンパ液の機能向上など様々な要素の変化が関係していると考えられています。


妊婦は妊娠中期から後期にかけて姿勢が大きく変わります。これは胎児の成長に比例してお腹が大きくなり、起こる現象です。お腹が大きくなると体が反り始め腰痛を引き起こしたり、後方へ反った体のバランスを取ろうとして首が前傾し、肩こりを慢性化させたり、それが同時に頭痛の原因になったりします。妊娠後期になると大きいお腹が通常の歩行を妨げガニ股になり股関節痛や恥骨痛の原因になることも考えられます。

妊娠中のカイロプラクティックケアは脊椎や骨盤を調整することで椎間関節、腰仙関節、仙腸関節、股関節などの関節可動性が高まり、妊娠中の胎児の成長に伴う姿勢変化による肩こり、背部痛、腰痛、股関節痛、恥骨痛などの症状が無くなるか軽減します。


このように妊娠中のカイロプラクティックケアは神経生理機能やホルモンバランスを安定させること、血液循環や脳脊髄液、リンパ液などの循環を促すこと、脊椎や骨盤の関節可動域を上げることが期待できます。その結果、母体は胎児の成長にともなう心身の内部環境変化に対応できるような体になり快適な妊娠期間を過ごせるのです。


妊産婦カイロプラクティックのメリット②「胎児の健やかな成長」
お腹の中にいる胎児は初めはたった一つの受精卵でした。それが約40週の妊娠期間を通じて呼吸する赤ちゃんへと変容します。では何が受精卵を呼吸する赤ちゃんへ変容させるのでしょうか?それは生命が元々備えている知能で生命が持つ知能が赤ちゃんをつくるのです。そして、生命が持つ知能は脳から神経を通り多くの指令を送り続け赤ちゃんを創ります。


子宮の中でたった一つの受精卵から脳神経ができ、背骨ができ、内蔵ができ、手足ができます。様々な指令が脳から神経を通り流れ赤ちゃんを創るプロセスは進みます。赤ちゃんを創る指令は脳から脊髄神経を通り送られます。そして脳は頭蓋骨に脊髄神経は脊椎に保護されています。


妊娠中の母体における脊椎のゆがみは神経伝達を乱し、赤ちゃんを創る指令が最大限発揮できなくってしまうと考えられ、妊娠中にカイロプラクティックを受け頭蓋骨や脊椎、骨盤のゆがみを取り除くことは、神経伝達を安定させ胎児の成長に貢献出来ると考えられます。


また妊娠中のカイロプラクティックケアにより母体は快適な妊娠期間を過ごせ、心身は穏やかになります。母体の状態と子宮のなかの胎児は一心同体の存在であり母体の心身が穏やかな状態であれば、当然子宮の中にいる胎児も健やかに成長できると考えられます。


妊娠中に骨盤がゆがんでいると、その内部にある子宮もゆがむことになります。当然、窮屈な子宮の中にいる胎児は窮屈な状態を強いられるので伸び伸びとした成長を妨げられ、その結果難産や逆子になる可能性が高まるとカイロプラクティックでは考えられています。


このように胎児の健やかな成長にゆがみの少ない頭蓋骨や脊椎、骨盤はとても大切な要素の一つになるのです。このように妊娠期間中のカイロプラクティックケアは母体を快適な状態へ導くこと、中枢神経の働きを良くすること、骨盤の機能性を高めることにより胎児の健やかな成長に貢献します。


妊産婦カイロプラクティックのメリット③「スムーズな出産」
妊娠期間中のカイロプラクティックケアは母体を快適な状態へ導くこと、中枢神経の働きを良くすること、骨盤の機能性を高めることにより胎児の健やかな成長に貢献します。この時点で質の高い健康な妊娠期間を獲得していますのでスムーズな出産、つまり安産に臨める可能性は高くなっています。


また、カイロプラクティックを受けていると出産のプロセスそのものも円滑に進むと言われています。
出産は陣痛→子宮頚部の開き→胎児の頭蓋骨の変形→胎児の回旋→胎児の第一呼吸という母子ともにダイナミックな変化を経過して成り立ちます。この出産のプロセスはどれも生命の生まれ持って備えている知能によるもので、そして、この生命の力による出産のプロセスはどれも神経を介した脳と体の自立した動き(本能)によるものです。


カイロプラクティックにより神経の干渉を取り除くことは神経の働きを良くし、その結果、出産のプロセスの一つ一つ(陣痛→子宮頚部の開き→胎児の頭蓋骨の変形→胎児の回旋→胎児の第一呼吸)が高いパフォーマンスを発揮できます。その結果、カイロプラクティックを受けていると出産のプロセスそのものも円滑に進むと言われています。


妊産婦カイロプラクティックのメリット④「体型(骨盤)の戻りが早い」
妊娠期間中のカイロプラクティックケアで母体を快適な状態へ導き、中枢神経の働きを良くし、骨盤の機能性を高め、胎児の健やかな成長に貢献し、スムーズな出産を獲得していれば産後も体型が本来のリズムできれいに戻っていきます。


また、カイロプラクティックを受けていると出産後の体型の戻るプロセスも比較的スムーズになります。通常、出産をすると体型はゆっくりと元に戻ります。しかし、なかには出産をしても体型がなかなか戻らない人がいます。カイロプラクティックでは、このように出産後も体型が戻りにくい状態の原因の一つは骨盤のゆがみにあるとカイロプラクティックでは考えられています。


骨盤の中には子宮があり、子宮には卵巣があります。本来、産後は骨盤が締まり、卵巣から女性らしい体をつくるホルモン、エストロゲン(卵胞ホルモン)を安定して分泌します。このエストロゲンの分泌により産後の体型が元に戻るのを促します。しかし、骨盤が開きっぱなしだと、エストロゲン値が高まりにくいのです。難産や妊娠中の負担で骨盤がゆがんだままだと子宮や卵巣などの主要な生殖器の状態を窮屈にしてしまいます。その結果、卵巣の機能を低下させ、視床下部へのフィードバックが乱れ下垂体からの卵胞刺激ホルモンの分泌が高まらず、卵巣からのエストロゲン分泌が促されないと産後の体型が元に戻るが遅れます。
エストロゲン値が高まらなければ、妊娠中に重要なプロゲステロンが分泌され続け、プロゲステロン値が優位に働き、そのため出産後でも骨盤が開きっ放しになり、妊娠体型が戻りにくくなると考えられています。


また、帝王切開の場合は骨盤がゆがんだままであることが多く、体型が戻りにくく、おっぱいの出も悪くなる方が見られます。この原因は産道を胎児が通っていないことが関連します。胎児が産道を通ったフィードバック刺激が脳に送られ体は出産を理解します。その反射で骨盤が締まり、おっぱいを生成し始めたり、母性が現れたりと妊娠中の体から産後の体へと女性は変化するのです。そこには自律神経系やホルモンバランスなど様々な要素が複雑に関係しています。

帝王切開で体型が戻らなかったり、おっぱいの出が悪かったり、その他不調が続くような場合は、そのような反射のメカニズムが行われず骨盤が開いたままである可能性があります。産後のカイロプラクティックを行うと、体型が戻るのが安定してきたり、母乳の出がよくなったりするのは、このような骨盤のゆがみを正しい状態へ戻すことによる効果だといえます。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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