6月16日に引取り保護した乳飲み子の子猫。
生後1週間～10日くらいでした。
猫風邪の症状があって鼻がいつも詰まっている。
ミルクがうまく飲めない。
病院に行って、皮下補液や抗生剤の注射。
30分かけて、やっと7～8㏄のミルクを飲ます。
それを1日5回。
なんとか生きて少しずつ成長しました。
体重は、最初の160グラムから少しずつ増えて・・・
6月17日 160グラム
6月18日 167グラム
6月19日 167グラム
6月20日 176グラム
6月21日 179グラム
6月22日 181グラム
6月23日 189グラム
6月24日 197グラム
6月25日 206グラム
6月26日 210グラム
6月27日 217グラム
6月28日 223グラム
6月29日 230グラム
6月30日 228グラム
子猫らしく甘える姿も時々見られました。
6月30日 レントゲン検査
呼吸がなんかおかしいと思って、肺炎を疑いました。
肺はキレイでしたが・・・
気管のどこかに穴が開いているのか空気が漏れて、喉のあたりが膨らんでいました。
レントゲン写真で黒く写っている個所。
写真の赤丸の箇所です。
この空気の漏れがあるので、呼吸は出来ていても、ずっと苦しそうでした。
7月1日 220グラム
それ以降、体重に大きな変化は無いものの、ミルクを飲める量が減りました。
7月4日 保護してから5回目の病院。
この日は、皮下輸液と、抗生剤の注射と、微量のステロイド。
夕方になって体温低下。
そして夜遅く23時すぎに、呼吸が止まりました。
タイガと名前をつけて。
大きくなるように願って育てた19日間。
耳もたって、体つきも子猫らしくなって、大きくなりました。
大きくなったら、気管の穴を塞ぐ手術が出来るかも知れない。
とにかく生きなくては・・・。
雨の回向院は暗い。
両手で軽々持てるような小箱に入って、タイガはお空に旅立ちました。
願ってもかなわないことも沢山ある。
この小さな命も、人知れず亡くなっていく子たちの中の1頭。
でも、人の手によって助けられて、ここに来た。
それだけでも救われたかも知れない。
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