美濃路歩き再び、番外編その③、南宮大社~垂井宿でグランドフィナーレ。 | 歩いて走って登って、毎日ビール(・・・日本酒も)。

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・・・ついつい今日もまたビール!
・・・いや最近は日本酒にはまり中・・・。

 

「近道」で南宮大社に到着。

美濃の國の一宮です。

長松道標から美濃路垂井経由で約6キロ、近道経由だと約4.5キロでした。

1.5キロ分の距離短縮で、確かに近道でした。

 

 

 

楼門を入るとど真ん中にドカンと朱塗りの舞台(高舞殿)が。

 

風鈴がまさに鈴なりな手水場。

ちりんちりんと鳴りまくりで涼し気だー。

 

祭神が金山彦大神ということで金属加工的な奉納物が並んでました。

現在の有名企業もあったりしてます。

 

 

この門を抜けて稲荷さんにも行きます。

 

裏山に入ってく感。

 

三重塔跡地、ということは、ここに南宮大社の神宮寺があったということか~。

明治維新とともに神宮寺が分離移転したのが、ここから程近い真禅院というお寺だそうです。

時間不足で訪問したかったのですが行けませんでした。

 

使用済み鬼瓦モニュメント的な瓦塚。

 

お稲荷さん、千本には足りませんが鳥居が並んでます。

 

南宮稲荷神社。

多分この辺の敷地はすべて神宮寺のエリアだったんでしょう。

 

脇にある祠クラスのお堂も分不相応な石垣で整地されてるしこれも神宮寺の遺構と違うかな。

 

最後に楼門の狛犬さんに挨拶してと。

後で調べたら木製の狛犬さんということでした。

 

 

さて門を出て、到着時から気が付いてた門前にある道標を見に行きますよ。

 

勉強の成果でスムーズに今は読めます、右いせ やうろう(養老)、そして先ほどより簡単な字で「たかた」、道。

この一文字目の「た」は現代と同じで読める。

 

右 たる井道。

 

左 たる井 ぜんくはうじ(ぜんこうじ) たにぐミ道。

 

天保の時代のもので、かなりの古いものです。

これはこれで貫禄あるけど・・・なんだかいちどピカピカに磨いてみたいような気もします・・・。

江戸時代はきれいにされてたはずですから。

 

尾張屋支店?

道中レトロ看板の大垣の尾張屋さんかと思ったのですが今ネットで調べるとそちらは尾張屋本店を名乗ってました。

この和菓子屋さんと関係あるのでしょうか?

 

これは・・・左 牛馬道の表示石。

いわれた通り左を現代の牛車?駕籠?の車が走行してます笑。

 

真禅院の案内看板があります、行きたかったんだけどなー。

いつか必ず訪問します。

 

是ヨリ朝倉山(真禅院)六丁の道標もありました。

 

さあ南宮神社に参拝しました、残るは垂井宿散策です。

垂井宿の鳥居に向かうメインストリート的な道を行きます。

 

その前にのどが渇いたので自販機をのぞくと・・・。

お茶もスポーツドリンクもコーヒーも飽きたし甘いもんもいらないし。

消去法で飲んでみたトマトジュースが疲れて汗をかいた体に染みわたりマジで濃くて美味い!

この日以来トマトジュースブームになりました。

登山後の水分補給や街道歩きのお供にぜひトマトジュースを!

 

さて垂井宿への道はこんな感じで、赤い大鳥居が見えてきました。

 

ほぼ道路に埋もれた橋の親柱、政所橋とはいわくありげな名前です。

 

 

今日歩いたあたりの立派なお宅でよくある、この玄関の外の部分に自然木の梁?を見せるパターン。

貫禄を感じるデザインです。

二階の割の細かいデザインのガラスも昭和的でいいなー。

 

相変わらず多い素朴石仏さん。

 

 

 

メインストリートを進むと。

 

 

新幹線前にドーンと大鳥居。

車と比べてください、デカい!

 

 

展望台みたいなのあるけど登れませんでした。

登って景色を眺めたかったなー。

 

ここにも朝倉山への道標がありました。

 

今はお寺になってる垂井城跡。

関ケ原の戦いで西軍で奮戦した武将、平塚為広さんの居城跡。

 

なんだか大谷吉継さんばかりが義の人として有名なのは地元としては面白くないでしょう。

平塚さんも同じように頑張ったのに。

 

て思ってたら後ほど駅でこんなポスター見つけて、垂井町は平塚為広さんも推してるようでした。

垂井町ではやはり駅前にいらっしゃる竹中半兵衛さんがまず有名で大変ですが、垂井町さん、

頑張って平塚為広さんも有名にしてあげてください。

 

そのすぐ隣には垂井の泉。

前きた時にはあったはずの大ケヤキはもう見られません。

この泉が垂井という地名のもとになったといういわれもあるようです。

 

 

 

そして中山道にある鳥居が見えてきました。

 

中山道側から見た鳥居、これは徳川家光さんの時代からここで街道を歩く人たちに見上げられていたのです。

 

 

 

南宮社江八丁の道標。

 

ここからは前回時間がなくてほとんど見られなかった垂井宿散策です。

まずは西に足を向けます。

 

これは珍しい大衆食堂古民家。

右手のお店はまだ現役なんかな?

 

旧旅籠長浜屋。

 

小林家住宅。

 

 

等々、歴史ある家々が並んでます。

窓が印象的だなぁ。

 

明治天皇の休んだ本龍寺と復元高札場。

 

 

 

 

埀井宿の西のはずれ、西見附まで来ました、ここで引き返します。

13年前はここをさらに西に向かったんだなー。

 

 

 

一気に鳥居のところまで戻ります。

 

鳥居から今度は東へ、ゴールである駅までのラスト区間。

 

レトロなのになんだかなぜだか現代風のイメージを受けるお宅。

この瓦、なんか英語が・・・。

 

water?

 

 

亀丸屋さんの前を通り。

 

駅に戻り途中でみどりやさんという和菓子屋さんがあったのでお土産を・・・もう栗きんとんがある!

 

栗きんとんと地元の二人の武将の名を冠したお菓子を買いました、美味しかったです。

栗きんとんはほっこりタイプでした。

 

垂井駅前に平塚為広像が立つ日が来るといいですね。

 

というわけで美濃路歩き番外編、南宮大社近道歩きグランドフィナーレです。

途中の道標にあった伊勢への道、谷汲への道、だんだん気になってきてしまいました。

街道で続きの道が気になるのは山歩きも似てます。

この峠や谷の向こうは?とかアルプスの山を縦走してみたい!とかと同じ感じです。

 

 

 

グランドフィナーレですが・・・もう一度だけ美濃路歩き、おまけ編でもう一度だけ少し小ネタを。

車で立ち寄ったいくつかの美濃路関係落穂拾い的ポイントの写真でホントに終わりにします。