2019年6月29日(土)

今回は春イカシーズンのファイナル釣行です。
ファイナルステージは島根県浜田市の護岸で、エサ釣りとエギングをします。
未だ暗い午前4時半。
現地に着いてみると、イカ狙いの釣り人でイッパイです。
適当に空いてる場所を見つけてエギを投げます。
しかし、アオリイカからの反応はありません。
周りの釣り人にアタッてる様子も窺えません。
もうすぐ午前5時になろうとしてる頃、左隣のヤエン釣りの釣り人にアタリが出ました。
エギのラインが絡むといけないので、急いでエギを回収します。
ヤエン釣りはイカを掛ける為の鈎をアジに付けてないので、ヤエンを投入するまでの間、イカに違和感を与えない様に泳がせ、ヤエン投入ポイントまで誘導する必要があります。
だからヤエン釣りのアジにイカが乗ると、周りの釣り人は自分のラインと絡まない様に、急いで仕掛けを回収しないといけません。
この時は僕のエギと絡む事はありませんでしたが、3バイ目か4ハイ目のイカの時に、ヤエンのアジにイカが乗った事に気付きませんでした。
ボトムステイ状態のラインが何か変な反応をしたので、シャクらずに見てると、ヤエン釣りの達人がヤエンを投入して寄せてる段階だという事に気が付きました。
僕「ひょっとして、やっちゃったか・・・・?」
ヤエンの達人が玉網でイカを掬うと、そちらの方向へラインが微妙に引かれてゆきます。
ヤエンの達人も、イカを掬ったネットにエギが掛かってるのに気がついた様子です。
僕「すんません。エギが掛かってますか?」
達人「おぉ悪いね、そっちへ泳がしたからねぇ」
僕「ラインがシンクロしてたから、そうや(引っ掛かってる)ないかと思って、シャクるの止めて見てました。」
申し訳ない思いでネットからエギを外してたら、ヤエンの達人が言います。
達人「良かったら、このイカを持って行かんかね、家へ帰ったらイカはようけ有るからアンタにあげよう。」
僕「いやぁ・・・・(貰うより釣りたいねんけど、折角のご厚意を断っては非礼やなぁ)」
達人「遠慮せんでもエエから持って行きぃ」
僕「それではお言葉に甘えて、ありがたく頂きます。」
ご迷惑をお掛けしたにも関わらず、あげようと言われる達人のご厚意はとても嬉しく、未だ1パイも釣れていない不甲斐なさに、恥ずかしいとも悔しいとも違う、なにやら複雑な思いを感じながら、ありがたく頂戴致しました。
僕「やっぱり活きアジやないと、釣れませんかねぇ」
達人「ワシのは死にアジやで・・・」と言ってアジを見せてくれました。
達人「あのウキはアンタのか?あれも死にアジ付けちょるんじゃろ?」
僕「僕もヤエンにしようかな・・・」
達人「ヤエンも持っちょるんかいな?道具があるならやったがエエで。ここはエギじゃぁ、あんまり喰わんで・・・。」
僕「良い事を聞きました。ありがとうございます。ヤエンもやってみます。」
キロアップのアオリイカと情報を頂いたので、早速ヤエン釣りの仕掛けにチェンジしてイカが抱きつくのを待ちます。
しかし、サメか?エイか?デッカイ根魚?に喰われて、根に入られラインブレイク・・・エサのアジが無くなって、ヤエンは出動する事も無く強制終了。
この日、唯一救いだったのは、キロアップは無かったモノの、エギにアオリイカが2ハイヒットした事でした。
お隣ではヤエンでバンバン釣れてるのに、あまりにエギに反応が無いので「釣れないなぁ・・・」と、ぼやいてたら突然のHit!
釣果(1)670pix
キロ無かったけどメッサ嬉しかった~!
釣果(1-2)670pix
小さいけど、エギで釣れたので良しとしましょう。
贅沢は言えません。
釣果(2)670pix
納竿間際の2ハイ目は秋イカサイズでしたが、エギを猛スピードで追いかけて来た、やる気満々の1パイでした。
12時過ぎに雨が落ちてきたので納竿し、2019春イカシーズン終了です。
さて次回は、何を釣ろうかな・・・・。