現職の首相が汚職で裁判に

実は、イスラエルでは今、すごいことが起こっているんですが…西側メディアは、まったく報じようとしないし、日本となれば、完全スルー、ですよね。
ですが、ものすごい大変なことだと、思うんですよね、本当は。
イスラエルの現職の首相が、収賄と詐欺と背任で、裁判にかけられているんです。
…辞職はしていませんね。
これがもしも、韓国のことだったら、今ごろ、日本のメディアは、大騒ぎをしているに違いありません。
「ビビ」の愛称で知られている超タカ派のベンジャミン・ネタニヤフ首相は、今回の件を「私を追い落とすための政敵の陰謀だ」と、言っているとかで。
それにしても…なんか、安倍の近未来の姿を見ているようだというか…安倍とネタニヤフって、似ているんですよね。

実質上、「世界で一番偉い人」

が、決定的な違いは…ネタニヤフは、イスラエルのトップであるということでもって、事実上は、世界で一番偉い人、ということになるわけです。
そう、そうなんですよ。
アメリカの大統領が、ひれ伏している相手なんですから、世界で一番偉いに決まっているじゃないですか。
そして、西側メディアが、今回の件に触れることを、なるべく「避けたがっている」わけで。
しかしまあ…一国の首相が、汚職で裁判にかけられているというのに、これっぽっちも報道しないという、徹底していますよね~。
まー「マスコミを制する者は、世界を制す」というのは、本当だなあと、思うんですよね。
けれども、ネタニヤフのような「覇者」の本当の敵というのは、「内部」にいるわけで、彼は、アメリカの大統領ですら、怖くもなんともなくて、逆にひれ伏させているわけですけれども、イスラエルの国内の有権者たちこそが、彼を追い落とす権限を持っているというわけで、最も怖い相手、ということになるわけでした。