もちどらどっとこむ

24歳で株に手を出して29歳で脱サラした30歳子持ち元マンデベ社員が不動産やマネーのお得な話や仕事や副業について語る読むマネー系ブログ

株価が落ちるとわかっていても、それがいつなのかまではわからない

time 2018/08/11

マネー・ショートをプライムビデオで観ました。

(プライム会員は辞めたけど、結局有料作品だったからどのみち同じ)

マネー・ショートは世紀の空売りが原作です。

 

原作を読もうかと思いましたが、

手っ取り早く映画を観ました。

 

難解な用語が多く出てくるので

映画のほうがわかりやすいです。

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The Big Short 大きな空売り

舞台は2006~7年。

サブプライムローンに端を発した

世界経済危機(いわゆるリーマンショック)

において、暴落を予期し

ショートポジション(空売り)

を取った男たちの物語です。

 

詳しい内容は映画を観るか、

本を読むかしてもらえばいいですが、

ようはサブプライムローンの

モーゲージ債を組み込んだ

CDO(クソみそ混ざった金融商品)の

CDFを買いあさることで、

ショートポジションを作ります。

 

そして、ご存知の通りサブプライムローン

は弾けて、市場は崩壊します。

(主人公たちは逆に、儲かる)

二年前にBBのCDOのCDSを買っていたモルガンのトレーダー

主人公たち(特にマイケル・バーリ)

は、だれも気付かなかったところに

気づき、巨万の富を得るに至りますが

実は2年前にBBのCDOのCDSを買っていた

モルガンのトレーダーがいます。

 

つまり、主人公よりも先に

サブプライムローンの危険性に気づき

モーゲージ債はクソだと信じ、

それを含んだCDOの価値はゼロになるから

CDSを買って置けば儲かる

と思った人がいるんですね。

 

でも、しばらくサブプライムローンは

崩れなかった。

結果、CDSの保険料支払いがきつくなり

モルガンは保険料分を補填するために

AやAAのCDOのCDSを売る側に回る。

結果、大損失を作ってしまう。

というものです。

 

二年前に仕掛けたトレーダーは、

相場が崩れることはわかっていたが、

その時期までは読めなかったということです。

(主人公たちもそうなるリスクがあった)

 

主人公たちも、なかなか相場が崩れずに

保険料の支払いに四苦八苦するシーンがありますが

2年前に仕掛けたトレーダーの話は

早く気づきすぎても、衆愚に飲まれてしまう

という印象的なセリフでした。

(本編では30秒程度の話)

HAHAHA!何寝ぼけたこと言ってんの?絶対騰がるよ。

マイケル・バーリがCDOのCDSを買いたいといったときに

GSやモルガン、ドイツ銀などは

HAHAHA!頭がおかしくなったのかい?

そんなものいくらだって売ってやるよ!

という認識でした。

 

サブプライムローンがクソだとしても

住宅価格が上がり続けるため

焦げ付きはない、と確信していました。

 

ちなみに、サブプライムローンはクソです。

プライムはお得意様、上客の意味ですが

「サブ」プライムのサブはその一段下ではなく

クソです。

与信も何もないクソに貸し出す住宅ローンです。

ノンリコースローンで審査も激アマ。

もちろん変動金利。

だが、担保となる住宅価格が上がり続けるのだから

焦げ付かない、(最悪、家を売ればいい)

という認識でした。

 

いまでこそ、そんな馬鹿なことをと思いますが

当時は世界中がそう信じていました。

株も同じ。クソだが買い支え続ける人たちがいる

見るからにクソなのに、

価格が上がり続ける、もしくは

下がらない銘柄があります。

 

気付かずにやっているならとんだ馬鹿だ。

知っててやっているなら詐欺師だ。犯罪だ。

 

というセリフがありましたが、

まさにそうだなと思いながら観ました。

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