老い生いの詩

老いを生きて往く。老いの行く先は哀しみであり、それは生きる物の運命である。蜉蝣の如く静に死を受け容れて行く。

躰が左に傾く

2020-05-14 05:00:01 | 老いの光影 第6章 「老い」と「生い」
1538;躰が左に傾く

66歳の次男は、老母が住む家に帰郷して一月余り経過した。
次男は1年前に都内の駅ホームで脳梗塞により倒れた。
幸い後遺症は軽く済み歩くことはできる。

軽い脳梗塞で住んだから「重く」ないと思っているのか
それとも再発は「ない」と思っているのか
わからない。
毎日、喫煙と飲酒を続けている次男の姿を見て
老母(絹婆さん)も欲しくなり
親子二人して煙モクモク、酒ゴクゴクの暮らしを続けてきた。

煙草が原因でうっ血性心不全で2週間ほど入院したこともあった絹婆さん。
「死んでしまうよ」と、話してもうわの空。
次男に話しても「糠に釘」といった感じで、喫煙、飲酒はいまも続いている。

眩暈がし、転倒の繰り返し、ヨタヨタのふらつき歩行、頭も躰も左に傾いている
次男、絹婆さんに電話でしつこく話をし、昨日過去に入院した総合病院脳外科受診にこぎつけた。
CT等検査の結果、「異常なし」とのことで安堵の気持ち。

ふらつき歩行がありひとり歩行は転倒の心配があるので
サービス付き高齢者住宅のスタッフには、「見守り」歩行をお願いしよう、と思っている。
昨日介護ベッド搬入も終えた。
区分負担限度額(要介護3)をいくらか超えてしまうので、
介護ベッド貸与単位数を半分にしてもらった(助かった 一月7000円の減額ができた)。

絹婆さん 今日サービス付き高齢者住宅入居の日となる
これからは煙草酒の生活がなくなるので一安心。
環境が変わり、認知症の進行が危惧されるけれども
サービス付き高齢者住宅から週3回 いま通っている桜デイサービスを利用される。

一人暮らしからサービス付き高齢者住宅の暮らし
サービス付き高齢者住宅に入居されても
「ひとり」でいる時間が多いことには変わりはない。
夜間、スタッフ(ヘルパー)の巡回があることと
三度の食事と服薬管理の支援があることも大きい。

サービス付き高齢者住宅のサービスは「ベスト」ではない
一人暮らしよりも「ベター」かな、といった感じ。




コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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わたしは・・・ (はな)
2020-05-14 15:13:25
私は へそまがりだから
大好きなものは止められそうにないです
好きなものを捨ててまで生きたところで
あぁ~~~~つまらん
絹婆ちゃんは安全地域にはいれて
酒たばこも禁止させられて・・・・
幸せなのだろうか
私だったら えいやっと 消えたいよ
・・・できる事なら逃げ出したい・・・
足と頭が働けば・・・
いきるってなんだろうなぁ
本当に生きているって・・・ (星光輝)
2020-05-19 07:38:25
おはようございます

絹婆さんの場合
息子が目の前で酒煙草をしなければ
欲しない
煙草を吸うと、うっ血性心不全になり即入院

「安全」と「自由」は相反する
幸せって何か
ケアマネジャーは
安全の名のもとに、自由や幸せを束縛しているのか
悩みます

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