鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
好きな日本酒の感想、等を、写真でメモ

G. L. Pease - Gaslight (Old London Series)

2018年09月17日 | パイプタバコ
2018年 9月

今回は G. L. Pease - Gaslight (Old London Series)

GLP の人気商品のひとつである。
Qwiet Nights と並び イングリッシュタイプの 最近のヒット商品のひとつです。
なんとなく ネーミングからして どちらも夜のイメージがありますが はたして・・・



缶のデザインからして 特別扱いです



葉組に関しては何も書いてありません、イメージ的なことしか書いてないです。


缶を開けると

この様に クランブルケーキならぬ、Plug(プラグというのでしょうか)
1㌉ずつ 2個のかたまりがはいっています。



これを取り出すと

この様に Temple Bar と同じような 葉っぱを幾層にも固めたバーになってます
このタイプは クランブルケーキと違い ほぐすだけではダメ 細かくカットしてやる
必要があります。
ハサミでもいいですが、今回は ナイフを使いました。



この様に

ナイフ(彫刻刀の切だし)で 細かくカットしました。


全体的にラタキアが多いのでしょうか 黒っぽくて でもわずかに茶色の葉っぱも見えます
あまり硬くかたまってはいませんし 湿気もややある感じです。


なので この状態から さらに細かく揉み解しますと

これが



この様になりました。


拡大すると

こうなりましたが
思ったより茶色が多い様です
しかし この プラグ 場所によってバランスが少し違いそうです
黒いところと茶色の所が 均一では無く見えます、ここは茶色が多いところに見えたのですが

プラグも簡単にはがれてしまうので その辺が課題になるかと思います。

C&D の Pirate Kake も今喫っているのですが あちらはもっと黒いし 簡単にほぐせます。なので あっちの方が楽なのですが 問題は味ですね。

このタバコ 開缶してすぐに ツーンと発酵したいい匂いがします アルコールがはいっているのかもしれませんが、その辺は分からず仕舞いでしたが、発酵したバージニアとか
オリエントとか ラタキアの匂いかもしれません・・・。


葉組は Latakia, Oriental/Turkish, Virginia
ということのようですが
そのまえに 火を付けていましたね。

感想

火を付けて最初にラタキアが来ますが 強くないです むしろ穏やかな抑えられたラタキア
という感じです。
それと同時に オリエントが香ります これは強烈ですね
物凄い清涼感がありますね スパイシーな感じもあるのですが この感じは独特です・・・。

イズミルのような 草っぽい香りではなく もっと熟成した漢方か生薬のような独特の
匂いと味が オリエントのスーッとする 体が冷たくなるほどの清涼感とともに
ラタキアの仁丹の様な香りと伴に流れて行き これは最後まで続きます。
何処のオリエントを使っているのかはわかりませんが、ブルガリアの方でしょうか・・・
それはわかりませんね。

最初バージニアなど 入っていないのかと思うほどの甘さしか 感じられませんでした
バージニアのすぐ判る甘さではなく、むしろ バーレィ というか ケンタッキーのような
少しオイリィでナッティーな香ばしいほんのりとした甘さしか感じられませんでした・・・。

しかし じっくり味わうと 熟成の進んだバージニアの持つ 酸味を含んだダークな甘さと
コクのある旨さがあるようです。しかしそれは 決して表立っては来ない様です。
そうしてみると こちらよりも Pirate Kake の方がむしろ甘みが強く感じられるようです。
あまり 甘く無いタバコといっていいかもしれませんね。

おそらく このたばこより 前者の方がラタキアの含有率は高いのでしょうが
ラタキアの甘味が より感じられるのが前者であるといえそうです。

後者(Gaslight)の方は バージニアも入っているにもかかわらず 甘味を感じないのは
おそらく オリエントによるものかと思われます。
オリエントも甘さはあるのですが、それよりも なんちゅうか
独特の清涼感と 香りが その甘さ以上に強烈なのかもしれません・・・
ラタキアと相まったこのオリエントの香りは独特です このタバコの名前の由来でしょう。

このタバコ 甘いタバコではありませんが、美味いタバコです、他に類をみないような
タバコで この私は好きですね。
決して強いタバコではないですし、常喫にも出来そうなタバコだと思います。
後味も全く申し分ないです。





次に このタバコのイメージを考えてみます

大昔ですが 中島みゆきさんのデビュー曲の アザミ嬢のララバイ という曲を聞いたとき いい曲だな・・・と思ったのですが
この曲には独特の匂いがあったんですね

いつもこの曲を聞くと思い浮かべるのは 
春先の少し暖かくなった夜の 土の匂い というか 草の芽が出始めた頃の地面の匂いなんですね。

決まって夜なんですが、芽吹きの頃の草の匂いは強烈なものがあります
グラッシーというか 甘い鼻にツーンと来るような独特の匂いです、それが夜になると
匂いだけが強調され 強烈にそのイメージが頭に浸みこむんですね・・・。
だから この曲を聞くと その記憶が甦るんですね・・・何年たってもね。


しかるに この Gaslight の匂いは違いますね このラタキアと相まった清涼感は
春のイメージではありません。もっと冷たい感じがします・・・。

最初にこのタバコを喫ったとき イメージしたのは チャップリンの 白黒の無声映画です。
街の灯 でしたかね

年代物の 声の聞こえない白黒の映像なんですね
それは 大昔 テレビが普及したころの 白黒の映像とも重なります・・・

夜のとばりが降りた時の 真っ暗の中の ポツンと明かりが見えるあの映像なんですね
それは 決まって 秋から冬の頃 なんですね・・・。
そんなイメージになります
他に例えるならば 名探偵ポアロの NHK でやっていた あの最初のテーマ曲のかかる
あのシーンを思い出しますし、シャーロックホームズの冒険の やはりテレビドラマ版の
最初のあの始まりのシーンなんですね。

モノトーンのなかの 透き通った寂寥感というか透明感を感じさせるんですね。
一人孤独に時間を過ごすときに感じるあの感じですか・・・。


幸福感でいうと
Gaslight ⇒ Pirate Kake ⇒ Qwiet Nights 
こんな感じになります 
いずれも 深夜に喫っても美味しく喫えるタバコなのですが
甘い分だけ 幸福感がある ということでしょうか。

同じ様に清涼感のあるタバコで 私の好きな マクレの Balkan Blue がありますが
あれとは 全く違います あのやんわりした甘さは別格です
更に幸せになれるのは あちら ということでしょうか。

しかしながら、このたばこ かなり面白いです
ツボに入れば病み付きになりそうなタバコですね。


ラタキア好きの方には お勧めします
それでは また


パイプランキング
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