○○フリーシリーズ第②段はシリコンです!
こちらは皆さんよく耳にしますよね。
いつからだかノンシリコンシャンプーが流行り、シリコン=悪いみたいなイメージだけあって、実際何がよくないのか知らない方も居られると思うので、詳しくご紹介
シリコン : ケイ素
ケイ素(珪素)は元素のひとつで、地球上で酸素に次いで多い物質
厳密にいうと、シャンプーに使われているのはシリコンではなく、シリコンをもとに作られるシリコーン(シリコーンオイル)。
シリコンはケイ素とも呼ばれる元素そのものであるのに対し、シリコーンはシリコンに有機化合物を結合させた化合物。
できたシリコーンはオイル・ゴム・樹脂になったりします。
化粧品に用いられるシリコンは、シリコーンオイルというとろみのある油をさす。
シリコーンオイルを塗ると、水や汗をはじくので、ウォータープルーフのファンデーションや日焼け止めにも使用されたりしています。
べたつかず、さらさらとすべりの良い状態になるのでスキンケア製品に使用されることもある。
シリコーンは人体に対して刺激が少なく、安全性も高いため身のまわりの化粧品に案外使われてるんです。
じゃぁシリコンは悪いものじゃないのに、なんでノンシリコンが流行ってるの?になりますよね!
なのでノンシリコンシャンプーを詳しく解説
メリット
頭皮を健やかに保つことができる
シリコン配合のシャンプーを使った時に、しっかりすすぐことができていないと、頭皮にシリコンの成分が残って、フケや痒みなどの頭皮トラブルを招く可能性がある。
ノンシリコであれば、シリコンの成分が残ることもないので健やかな頭皮を保てる。
カラーリングやパーマがしっかりとかかる
シリコンには髪のキューティクルに張り付いて髪を保護する働きがあるため、シリコンシャンプーを使っていると、カラーリングやパーマの薬剤が浸透しにくくなる。
なのでノンシリコンシャンプーをカラーやパーマの前に使用すると、液剤が浸透しやすくなりカラーやパーマの持ちも良くなる
髪に軽さが生まれる
シリコンシャンプーを使うと、シリコンのコーティング作用で髪に重さがプラスされ、髪の細い方などはペタんと潰れてしまうことがある。
ノンシリコンシャンプーなら髪に軽さが生まれ、髪が細い方でもふんわりとする。
デメリット
髪がきしむ、手触りが悪くなる
ノンシリコンシャンプーを使い始めると、今までシリコンでコーティングされていた髪が素の状態になるので、髪がきしんだり手触りが悪くなる。
頻繁なカラーリングやパーマで傷んだ髪はダメージ悪化
シリコンでのコーティングがないと、シャンプーをしている時に髪同士の摩擦でキューティクルが剥がれてしまい、髪のダメージが進行してしまう場合があり。
ドライヤーやヘアアイロンの熱に弱い
ノンシリコンシャンプーには、髪をコーティングする作用がないので、ドライヤーやヘアアイロンの熱で髪がダメージを受けやすくなる。
これらノンシリコンシャンプーのメリットとデメリットを理解し、自分の髪質に合ったシャンプーを選ぶのがベストですね!
ここで注意点が1つ
成分表示ではシリコン配合でもシリコンとは記載されていません。
なのでパッケージなどに大々的に『ノンシリコン』と記載がなければ自身で成分を確認する必要があります。
シリコーン表示名(成分名)一例
ジメチコン・シクロメチコン・シリカ・シリル・シロキ・シラン
これらが成分名の一部にでも入っていたらシリコンが入っていることになります。
ノンシリコンシャンプーとセット売りのトリートメントにはシリコンが使われていたり、ヘアオイルなどダメージケアする製品にもシリコンは入っていることがあります。
ただ毛先中心に使用するのでそこまで心配する必要ないように感じますが、気になるか方はトリートメントなども確認が必要です!
あとちょっと脱線しますが、最近美容番長達がよくシリカ水飲んでるの見ませんか?
そのシリカというのもケイ素(二酸化ケイ素*)
*ケイ素と酸素が結合したのが二酸化ケイ素
シリカは骨・関節・血管・皮膚・毛髪・歯・爪などにあらゆる組織に含まれて、細胞の健康維持に必要で、コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸などを作ったり、強化する働きをする。
シリカ不足だと結合組織が弱くなるので
・爪が割れる
・髪が抜けやすい
・肌の老化(たるむ・シワ)
・骨がもろくなる
などはシリカ不足が原因のひとつ。
ただ残念ながら、シリカは体内で生成されず年齢を経るとともに減少し、30代では約半分以下になるので、食品や水などから摂取する必要がある。
きゃんも爪が弱く割れやすいので、サプリで摂取しています。
水だと吸収もよく手軽なので、シリカ水が人気なようですね!
長くなりましたがこれにて○○フリーシリコン編終了