■筆者が作曲・編曲した楽曲群をYouTubeにて配信中です♪■
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性懲りもなく、Eテレ「日曜美術館」ネタです(笑)
共立女子大学の城教授の講義を拝聴したことがきっかけで、初めて覚えたアンリ・マティスのキューヴィズム(野獣派)というスタイル。その自由さに、絵画はもっと自由であっていいのだと、心洗われる気分でした。
「芸術家の役目は、見たものをそのまま描きとることではなく、対象がもたらした衝撃を、最初の新鮮な感動とともに表現することである。」
「私の色彩の洗濯は、どんな科学理論にも頼らない。それは観察、感情、私の感受性の経験に基づいている。」
(by アンリ・マティス)
本日の放送分は、そんなマティスの特集でした♪
■帽子の女■
■開いた窓■
まさに「色を塗る」というより、「色を置く」自由な感じ。
■石膏のある静物■
■青い胴着の女■
識者によれば、「マティスの『赤』は、人々を燃え上がらせるものではなく、あたたかく包んでくれるようなもの」らしいです(笑)
■赤のハーモニー■
「赤」の面積が大きいにもかかわらず、意外と嫌味が少ないのは、外の「緑」という補色と、その境界に位置する「黄」と「橙」、そしてテーブルの上から外への動線を務める「黄」の果実。
(by 橋本実千代先輩)
■大きな赤い室内■
■ダンスII■
これぞ「ベタ塗り」の美学・極致といったところでしょうか。
■夢■
これも思い切って描かれたように見えますが、実は1年という制作期間の間に、数回描き直されたそうです!
■サーカス■
晩年、マティスが追求したのは、「ベタ塗り」を発展させた「切り絵」だったそうです。
■馬、曲馬師、道化師■
■イカロス■
■王の悲しみ■
■運命■
■ヴァンス(南仏)のロザリオ礼拝堂のステンドグラス■
そして、マティスが「集大成」として制作したのは、当教会の設計のすべてであり、中でも目を引くのがこのステンドグラスで、これをすり抜ける日光と、それによって照らし出される白い室内が映えあがる、という仕掛けです。
マティスの発想の自由さに、私はドンドン傾倒していく気がします(笑)