ジュビロの伊藤はCBとして日々成長中!愛媛戦で良かった1つのシーンを振り返ってみる。
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 ジュビロ磐田のMF伊藤は、9節の愛媛戦終了時点でCBとして7試合連続でスタメン出場しています。本職はボランチですが、フベロ監督は188㎝と高い身長を誇る伊藤をCBとして2節のファジアーノ岡山戦から起用しています。

 最初は慣れないCBに戸惑いを見せていましたが、最近の試合ではCBを卒なくこなせるようになってきました。

 前節の愛媛戦では、復帰した大井とのコンビで、チームのゴール前をしっかりと守ってくれていました。

 愛媛戦にて良い判断だったと思ったシーンがあったので、それをピックアップしてみたいと思います。

 愛媛戦の振り返りと感想記事は↓

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危ないところをしっかりカバー!

 いい判断の守備をしたなと個人的に思ったシーンは、70分に愛媛が自陣から前線へロングパスを通した後の対応です。

愛媛のロングパスが長沼へ通る手前の位置関係は図1のようになっていました。

図1 ロングパスが入る直前の位置関係

 伊藤は長沼を後ろから追いかける形になっていましたので、長沼の足元へボールが入った瞬間にプレスを仕掛けることも可能でした。
 しかし、ここでプレスを仕掛けてしまうと相手に万が一かわされた場合はGKと1対1の状況を作られてしまうので、自分からプレスに行くのは良い選択ではありません。

 伊藤は自分からプレスに行くのではなく、ボールを受けた長沼の背後へ走り込んでプレスを掛けるのは宮崎に任せます。

 宮崎がボールを奪い取れれば良かったのですが、体を寄せた際に相手ともつれて転倒してしまい、長沼に先に起き上がられてしまいました。その時の位置関係は図2のようになっていました。

図2 宮崎と長沼競り合い後の位置関係

 宮崎がボールを奪い取れれば良かったのですが、相手にボールをキープされてしまいます。この時、右のハーフスペースでは西岡がフリーとなっていました。

 ボールをキープした長沼は、図3のようにエリア内の右ハーフスペースへパスを出します。パスが出る直前に西岡はエリア内のハーフスペースへダッシュし、背後から迫ってきた大森を上手くブロックしてシュートを打ちに行きますが、スペースをカバーするために斜めに走り込んだ伊藤が西岡に体を寄せて強いシュートを打たせませんでした。

図3 シュートへ行くまでの位置関係
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伊藤の守備で良かったところまとめ

①長沼にボールが渡った時に自分で無理にプレスへ行かず、距離を取って次の行動が取れるようにしていた。
②エリア内の右ハーフスペースを埋めるためのカバーをしっかりと出来た。

 本職はボランチの選手なので、自分からプレスへ行くという判断をしてしまうかなと思ったのですが、むやみやたらに突っ込むのではなく、最終ラインの選手としてしなければいけないことは何かを理解してプレーが出来ていたと思います。

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最後に

 伊藤の判断以外にこのシーンで失点を防ぐことが出来たのは、大森が最後まできっちりと戻って西岡へプレッシャーを掛けてくれたことも大きかったですね。

 西岡は後ろから来た大森をブロックするためにシュートモーションへ入るのがワンテンポ遅れてしまいました。ワンテンポの遅れたこともあり、伊藤は余裕で体を寄せることが出来ました。

 攻守にわたっていい活躍を見せてくれる大森は非常に頼りになりますね!

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