おはようございます。
日本最高水準の耳鼻科・神尾記念病院で治らなった患者が当院に大勢来院することから、「営業妨害」だと妬みのクレームが来る難聴専門鍼灸院。
日本で唯一の、離島を旅する難聴治療専門鍼灸師のチベットです。
うちの治療費はけっして安くはない金額です。
でも、うちは金持ち専門の治療院ではない。
金持ちの患者さんもいますけど、まあだいたい皆さんはそれなりの金銭的や時間的なリスクを背負って来院してくださっているわけです。
貯金を崩したり、
会社を辞めて時間をつくったり、
趣味に使うお金を削ってうちの治療費に充てたり。
皆さん頑張って、難聴という状態の改善に向けて、努力してきてくれているわけです。
そんな患者さんと正面から向き合うためには、治療家である僕も、またリスクを負わなければフェアではない。
どんな病気でもそうだけど、難聴という病気、あるいは病態は、そう簡単に改善するものではないわけです。
うちに来たってまったく改善しない人も、当然います。
それでも僕に希望を賭けて来院してくれる患者さんに対し、僕は何を賭けるのか。
治療家がなにもリスクを背負わず、余裕こいた生活をしていて、それで患者さんと向き合えるとは思えない。
命を懸けるとか、人生を賭けるとか、口ではいくらでもいえるけど、
じゃあ本当に命を懸けるって、それっていったいどういうことだ?
そもそも命ってなんだろう?
賭けたりできるものなのか?
死んだこともないし、命そのものの存在を証明することもできないのに?
話が違う方向に行きそうだから戻すけど、
治療家は患者さんの希望に対し、何を賭けるのか。
答えなんかないし、べつにそんなことは患者さんは望んでいないかもしれないけれど、
リスクを背負った患者さんに対し、治療家もまたリスクを負うべし。
僕はそう思ってる。
僕は何を賭けているかな???
チベットでした。
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