こんばんは。
日本で唯一の、離島を旅する難聴治療専門鍼灸師のチベットです。
明日夜から、初夏の神津島往診が始まります。
どうも天気はあんまりよくないみたいなんですが、今回は海はお休みして、
久しぶりに天上山登山をしてきます。
天上山はまさに別世界。
神話では、伊豆諸島の神々が天上山にあつまって水の分配の会議をしたとか。
だから昔は神津島を神集島と書いたらしいですよ。
今回は島の患者さんご家族と登るんです。
もう楽しみで。
海もいいけど、山もいいよね。
でも、こうして一人旅が楽しいと思えるのは、やっぱり一緒の時間を過ごしてくれる患者さんなり、仲間なりがいるからなんですよ。
子どもの頃はずっといじめられてて、大人になっても学校のクラスとか社会になじめなくて、
独りぼっちだと思ってた。
今となっては自分が心を開かなかっただけだとは思えるけれど、当時はずっと、独りぼっちだと感じてた。
誰といても、何をやってても、ずっと空回り。
そんな毎日が嫌だったし、自分のことも大嫌いだった。
でも、自分で治療院を始めるようになって、患者さんが僕を選んできてくれるようになって、ようやく自分のことが少しだけ受け入れられるようになってきたんですね。
ずっと、笑顔のない人生を送ってきたけれど、患者さんのおかげで僕は変われた。
だから、誰よりも僕は患者さんに感謝してる。
島の患者さんだったり、
内地の患者さんも当然のこと、
一度きりの出会いも含めて、
出会ってくれたみんなに、僕は感謝してる。
でも、それとは別のこととして、
出会うほどに、仲良くなるほどに、
恐怖や苦しみも増してくる。
どうしても、昔のいじめの記憶だったり、別れの経験だったり、情けない自分の姿だったり、
そういう言葉にはできないけれど、自分の抱える闇というか、心の根というか、
そういうものが付きまとって離れないんですよ。
明け方になると、最近は夜勤バイトがあんまりないから、
寝汗をぐっしょりかいて目を覚ます。
見る夢はいつも同じ。
寝ている間に、自分の心の暗さの部分が出てくるというか、そういう闇のようなものと対峙して、いつも寝汗がぐっしょりです。
だから、眠るのが怖いんです。
夢の世界が現実なのか、
起きている世界が夢なのか。
もう二度と会えないんじゃないだろうかとか、
昔の自分に戻ってしまうんじゃないだろうかとか、
よくわからない、そういう混とんとした夢ばかりを毎日見るわけです。
なんなんだろうね?
いや、
自分でも本当はわかってる。
一番聞きたい言葉を、求めているんだと。
毎度自分で自分が情けないと思うし、
ブログには男らしい生き方がどうとか偉そうに書いているけれど、
僕はほんとうに女々しいなとよく思う。
今の武術道場に通い始めてもう15年だけど、何も自分は変わっていないのかもしれない。
自分の弱さを見つめるたびに、自分の情けなさを痛感する。
なんで自分はこんなに弱いんだろうって、いつも思う。
言葉に出してしまうと崩れてしまいそうで、
でも、
一番聞きたい言葉は、
聞きたいけれど、
聞くのが怖い。
ブログにこんなことを書いている自分も情けないけど、
僕は弱い存在だから、
だからこそ、
絶対に患者さんを見捨てない。
患者さんを見捨てることは、
自分自身を捨てることになるから。
チベットでした。
ということで、島旅満喫してきまっす。
健康と医療ランキング
詳しい医療コラムはこちら
https://www.shinq-compass.jp/salon/columnlist/1752/
当院の口コミはこちら
https://www.shinq-compass.jp/salon/review/1752/
メールでのお問い合わせはこちら
tourouken.0221@gmail.com
チベット院長のドキュメンタリー作品はこちら
https://youtu.be/bQ6FVuHWxfI
院長のチベットって誰?なんでチベットなの?と思った方。facebookはこちら〉〉
https://www.facebook.com/sumiyoshisekkotsu/
院長の旅の軌跡。チベット旅ブログはこちら〉〉http://ameblo.jp/sumiyoshi-tibet/
日本で唯一の、離島専門雑誌はこちら
https://www.fujisan.co.jp/product/1281680707/ap-sumiyoshi