症状の出る場所とツボの関係 | しちふくのひとやすみ

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獣医師&獣医鍼灸師&レイキヒーラーである
しちふくの感じたいろんなこと

世の中、ザワザワしていますね。


こんな時こそ、落ち着いて

冷静に行動しましょう。


東京オリンピックは

災害からの日本の復興のシンボルだけでなく、

感染症からの世界の復興のシンボルになるでしょう。


今は大変ですが、未来を信じて

心穏やかに過ごしましょうハート




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先日、症状の出る場所と経絡・経穴の関係

について説明しました。


今日は少し具体的な例で説明します。


とあるワンコさんが来院されました。


最初、この子はとても暑がってバタバタ暴れ

とても落ち着かない様子でした。


診察の結果、

身体を冷やすクーラー機能である

「陰」の働きが弱っていたので

マッサージと鍼治療で

氣血の流れを良くしたら、

暑がる症状は改善されました。


この子は肩甲骨の少し後ろ側辺りの

背中の毛がほとんどなくなっていました。


私の診察を受ける前にも、

東洋医学の獣医師の診察を受けたそうです。


その獣医師から、

「この場所は膀胱の経絡上だから、

 この子は膀胱と関係の深い

 腎が弱っている」

と言われたそうです。


確かに、背中には背骨の両側に

膀胱経という経絡が流れています。


 《モデルはいちごです》


東洋医学では

膀胱と腎は表裏一体の関係と考えます。


だから、腎が弱っているという見立ても

間違ってはいないと思います。


ただ、膀胱経の背中の経穴(ツボ)は

背部兪穴(はいぶゆけつ)と言って

特定の内臓と深い関わりのあるツボが

並んでいます。


背部兪穴を簡単に説明すると

こんな感じになります下矢印

 

 

 で、そのワンコさんの

毛が薄くなっている場所は

肝のツボ(肝兪)を中心とした場所でした。


そのワンコさんには

てんかんの症状があります。


東洋医学では、

てんかんは肝の問題と考えます。


その子は膀胱炎もあるのですが、

肝の症状の方が厄介ので、

背中の脱毛も肝の問題ではないかと

私は考えました。


先週、そのワンコさんは

肝の問題が脾(消化器)にまで波及しましたが

少しずつ落ち着いてきています。



同じ東洋医学でも、

見立て方には個性が出るようです。


私もまだまだ勉強しなければならないと

改めて思いました。


これからも精進しますニコニコ






 

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