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ディズニー復活の先鞭をつけた作品「ボルト」(2008)

ぷらすです。

今回ご紹介するのはディズニー3Dアニメ『ボルト』ですよー!
ナルトの息子じゃなくて、ワンコの方ね。
僕は「塔の上のラプンツェル」以前のディズニー映画って殆ど観てなくて、本作も何となく見逃してたんですが、先日TSUTAYAでDVD探してる時にふと目に入ったのでレンタルしてみましたよ。

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画像出典元URL:http://eiga.com

概要

大人気のテレビショーで活躍中のスター犬、ボルトが迷子になり、アメリカ横断の大冒険を繰り広げるアニメ。『ムーラン』の原案者クリス・ウィリアムズと『チキン・リトル』のアニメーター、バイロン・ハワードがタッグを組んでいる。主人公ボルトの声を担当するのは『ヘアスプレー』のジョン・トラヴォルタ。ボルトとテレビショーで共演する人間の女の子の声をマイリー・サイラスが務めている。お騒がせ犬ボルトら、登場する愛嬌(あいきょう)たっぷりなキャラクターたちに注目だ。(シネマトゥディより引用)

感想

ジョン・ラセター体制のディズニー初作品

ご存知、世界初の3DCG長編アニメ「トイ・ストーリー」の監督でピクサーのドンだったジョン・ラセター
ディズニーに入社したものの「CGアニメを作りたい」と言ったらクビになり、ジョージ・ルーカスのILMに入るも、彼の部署がスティーブ・ジョブズに売却されピクサーに改名。

そこで上手いことジョブズをだまs…ゲフンゲフン、乗せて制作した「トイ・ストーリー」が大ヒットして以降、次々とヒット作を量産すると、会社がディズニーに買収されてラセターは両スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)に就任し、瀕死のディズニーを立て直したんですね。

(まぁ、その後色々あったけどそこは割愛して)その第一弾となったのが本作「ボルト」だったわけです。

ざっくりストーリー紹介

科学者でペニーの父親に改造されたボルトは、ペニーと共に悪の化学者ドクター・キャリコに誘拐された父親を救い出すべく、悪の組織と戦い続けているスーパードッグ。

しかし、それはTVドラマで、ディレクターは迫真の演技を引き出すため、ボルトに自分が本物のスーパードッグだと思い込ませていたのだった。

そんなある日、ダンボールに紛れ込んでしまったボルトは、誰にも気づかれないままニューヨークに送られてしまうのだった。

というストーリー。

そしてボルトはペニーのいるハリウッドに戻るため、ニューヨークで出会った野良猫のミトンズ、キャンプ場で出会ったハムスターのライノと共に、長い冒険をするわけですねー。

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最初は正直ナメてたんですが、実際に観たら凄くいい映画でしたよ!

キャスト

まず、何が驚いたかって主人公ボルトの声を演じているのが、あのジョン・トラボルタだったってこと。
僕の中のトラボルタは「パルプ・フィクション」や「パニッシャー」「フェイス/オフ」のイメージなので、この子犬の声がトラボルタだと知ってビックリでしたよ!

そんなボルトの飼い主で相棒のペニーを演じるのは、アメリカで大人気の歌手マイリー・サイラスで、EDテーマはこの二人が歌ってたんですねー。

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ちなみに吹き替え版では、ボルトが佐々木蔵之介、ペニーは白石 涼子が演じ、野良猫のミトンズは江角マキコ(原語版ではスージーエスマン)、ハムスターのライノはキャイーン天野ひろゆき(原語版ではディズニーのストーリーボードアーティスト、マーク・ウォルトン)がそれぞれ演じています。

字幕版、吹き替え版のどちらもいい感じでしたが、キャラクターの声は吹き替え版の方が合ってたかもですねー。(ライノは原語版の方が好きだけど)

ヒーロー映画

先日の「タクシー運転手」でも、ヒーローがヒーローたりうる理由は、強さではなくヒーローであろうとする精神性と書きましたが、そういう意味で本作は間違いなくヒーロー映画でした。
映画のSFXだと気づかす、ニューヨークでも自分はスーパードッグだと思い込んでいるボルトですが、当然のことながら強靭な肉体も、目からビームも、必殺技のスーパーボイスも使えず、映画中盤で自分が本当はただの無力な犬だったことを知ってしまうボルト。

そんな彼をヒーローだと信じて疑わないライノと、普通の犬の振る舞いや楽しみをレクチャーしつつ、一緒に旅を続けるミトンズに励まされボルトは真実を受け入れて成長し、クライマックスでボルトは真のヒーローになるという熱いストーリーなのです。

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途中、ある事情からミトンズとボルトが喧嘩別れをしたとき、ミトンズを動かすライノのセリフには、思わずグッときてしまいましたよー!

冒頭のマイケル・ベイ映画を彷彿とさせるアクションシーンが、そのままクライマックスへの伏線になってるのも、上手いなーと思いましたねー。

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まさにストーリー第一主義のラセターが指揮した作品って感じでした。

2008年の作品なので、今見るとCGはまだ発展途上って感じだし、ディズニー作品としては地味目というかイマイチ評価低めな感じの作品ですが、この作品があったから後のベイマックスズートピアといった名作を生み出す現在のディズニーに繋がっていったんじゃないかと思いますねー!

興味のある方は是非!!!

 

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