今回は「パディントン2」(2017年)です。クマのパディントンは、未だロンドンに来ることが出来ないルーシーおばさんの誕生日に高価な飛び出す絵本を贈りたいと思っていた。しかしある晩、その絵本がアンティークショップから盗まれ、濡れ衣を着せられたパディントンは刑務所に収監されてしまう。・・・
"Film Fallout Podcast #94 - Paddington 2 is Here to Make You Happy" Photo by BagoGames
source: https://flic.kr/p/23H1q97
前作でパディントンを受け入れたブラウン一家は血は繋がっていないけれども、家族として囚人となったパディントンの濡れ衣を晴らすため奔走します。
一方パディントンのマーマレード・サンドの美味にそのささくれた心を癒されたコワモテの囚人たちも協力してくれるのです。
人間が他の生き物との決定的な相違点は言葉を使うこと。実際私たちは言葉にとても頼っています。
でも言葉がかえって誤解を生んだり、嘘や攻撃の道具になったりしますし、邪魔になることって本当に多い。
パディントンのように美味しいものを一緒に食べる。これが一番手っ取り早かったりいたします。理屈じゃないのですね。
"Paddington Bear 2 Pop up @ Paddington Station" Photo by Loco Steve
source: https://flic.kr/p/ZRrziz
今回の悪役・落ちぶれた役者のフェニックス・ブラウン(ヒュー・グラント)は、ずっと過去の栄光にすがり、今を受け入れず、強欲ゆえに盗みをはたらき、ピュアなパディントンを牢獄送りにした最悪の男なんです。
でも、そんな悪役にも笑いと共に救いを見せてくれるのもコメディの良さでしょう。
パディントンはすべての人の良い部分を見つけるのです。だからパディントンは皆に親切になれるし、そんなパディントンに周囲も親切になれる。
これもルーシーおばさんの教えなんですね。モフモフって最強です。
パディントンとルーシーおばさんの出会いも描かれています。ルーシーおばさんもヤッパリ優しいひと(クマ)だったのね、と。ウルッとしてしまいます。
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