シェリル・クロウはデビュー前にマイケル・ジャクソンのバックコーラスを務めたことでも有名です。下積み時代を経てシェリル・クロウは大成功したわけですね。
"The Very Best of Sheryl Crow" Photo by Charlotte Barnes
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さて、今回ご紹介するのは「If It Makes You Happy」。セカンドアルバム「Sheryl Crow」(1996年)からのシングルカットです。
おそらく彼女は自身が歌手として売れる前の苦労を曲の出だしに歌っているんですね。
きっとマイケルのバックコーラスの前の時代では?と思うのですけども。
それは蚊に刺されたり、雨にうたれながら歌った苦労時代。
そんなお金もない時代は、リサイクルショップでお気に入りのちょっとした物-マリリン・モンローのシャンプーやジョン・コルトレーンの音楽なんかを見つけただけで幸せな気持ちだった。
サビで彼女はこう歌う。
・・・それであなたが幸せなら悪いわけないわ。それであなたが幸せになれるというのにどうしてあなたは悲しいの?・・・
愛するひとが傍にいるというのに、なぜ自分は不幸だと言わんばかりの顔をするの?という意味かな・・・と思ったりもして。
あるいは、成功するという夢がいざ叶ったら、今思えば苦労していたけども夢を追いかけていた時代が幸せだった・・・とか。
もしそうなら、人間とは無いものねだりなのですよ、きっと。