ダボ治具作り
ダボ接合の仕方も色々ありますが、今回はワンバイフォー(1 × 4)を使った接合をする治具です。
どの程度の物が出来上がるか練習を兼ねての製作でしたが、これが結構使える物になりました。
そこで、製作工程を載せておきます。
今回接合できる板の 1 × 4 材の形は、1本棒・L型・T型を目標としてます。
ちょっと長い記事ですが、一気にいっちゃいましょう。製作するもの
▼完成まであと少し
まだ完成していませんが、イメージを持ってもらうに丁度良いと思い載せました。
製作開始
まずは材料づくりから
▼上の写真を作るための材料
・金属管を固定するための厚さ10mmの板(15mm・39mm・15mm)
・両サイドから押さえるための板(4.5mm 2枚)
これは、ワンバイフォー(1 × 4)材の大きさに合わせて作ります。
必ずこの寸法が良いという訳ではありません。
ワンバイフォーといっても、多少大きさが異なる場合もあります。
▼イメージとしては
10mm の板と金属管を、4.5mm の薄板で両側から押さえ込んで、ワンバイ材の厚さ 19mm にします。
▼大きさ合わせ
良さそうですね。
組立開始
▼ボンドで固定
金属管も入れてぴったり89mmにします。
▼重しを置いて、板をしっかり固定
▼金属管もセメダインで固定
▼接着剤を付けたところ
▼クランプで固定
▼板の中心を考えて穴を空ける場合
右板は、中心線が見える位置に穴
▼こんな感じに固定
90度や板の端の位置など正確に出してボンド付けします。
直角が出ないと治具の役割半減です。
丸い穴から見えるのは、中心線。
T型に材料を固定する時に中心を決めるためです。
▼使い方を考えて板を固定
ボンドが乾いたら、さらに補強。
板が膨らんだり割れないように、スリムビスを使いました。
背中に付いている板は厚さ12mm。
しっかり材料にクランプで固定できるように選びました。
薄い材料だと、穴が正確に空かない場合が出てくる気がしました。
使ってみよう
1.ダボ穴を空けたい材料を作業台にクランプ等で固定。
2.その材料の上に、製作した治具をのせます。
3.治具の右側を穴を空けたい材料の右側と慎重に合わせます。
※木片などを使い、ぴったり一直線になるように合わせるのがポイント。
4.治具をクランプ等で材料としっかり固定。
材料の端を基準にした方法
▼材料の固定をしたところ
金属管に8mmのドリルを差し込み穴を空けます。
青いビニル管は、そこまで穴あけすると材料に20mmの深さの穴が空くようになっています。
それ以上深い穴が空かないようにするちょっとした工夫です。
切り粉の排出の関係で、一度で20mmの深さまで穴あけせず、2~3回で空けるようにします。
円い窓の中には線が引いてありませんが、右端で位置合わせをしているので中心線は必要ありません。
写真をよく見ると、治具の左端が穴あけする材料より大きく見えると思います。
実は購入したワンバイフォーの板が、板厚20mm弱・幅90mmあったので、金属管の間の板を40mmで作りました。
説明上39mmとしていますが、どの面を基準にし、穴あけするかを正しくおこなえば問題ありません。
▼練習台1号A
▼練習台1号B
このくらいぴったりいけば合格でしょうか?
丸い穴(板の線)を基準にしたところ
▼丸穴の中にある栓を基準に
▼練習台B1号
ワンバイ材の角が丸いためそれがアクセントにもなりますね。
▼練習台B2号
段差も無く線も一直線で、位置合わせも充分。
これを板の途中で無く下の板の端に合わせてダボ継ぎすれば、L型のダボ接合ができますね。
※ 練習材料を使い回しているので、余分な線が入っています。
ご了承下さい。
使ってみて
今回製作した治具ですは、ワンバイフォーの幅に合わせて作りました。
でも使い方を変えれば、もっと長いワンバイ材のダボ接合も可能だと感じました。
かなり応用が利く治具だと思います。
ダボ接合が、ボール盤無しでできる。
それもかなり完成度が高い。
作ってみる価値ありだと思います。
注意点として一つ
治具に付けた中心線ですが、細い線でつけましょう。
太い線はそれだけ誤差が生じます。
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