日本で唯一の地上戦が行われた沖縄に生まれたら、
第2次世界大戦の沖縄戦の悲惨さを聞かされて育つ。
私の母は、激戦地・摩文仁を逃げまどった一人で、
日本兵の残忍さを目の当たりにし、
米軍の一斉射撃で被弾している。
私は殺される!
という恐怖は、どれほどのものか。
想像を絶する恐怖を、7歳の母は味わったと思う。
だから小学生の頃は、日本が嫌いだった。
日本は沖縄を踏みにじった!と思っていた。
「天皇陛下バンザイ」を嫌悪した記憶もある。
18歳で上京して、東京で暮らすようになり、
我が故郷の沖縄は異国だな、と感じた。
私の中には「日本人」というアイデンティティはないなあと思ったの。
私は「琉球人」だなと実感した。
でも琉球人の私は、どんどん日本が好きになった。
ヨーロッパ旅行から帰ってきて、つくづく思った。
日本は素晴らしい国だなあと。
東日本大震災の時は、日本人に秘められた精神性の高さを知った。
第2次世界大戦と昭和天皇の関りがわかると、
「天皇陛下バンザイ」で死んでいった人たちがいたということに、
昭和天皇は、非常に辛い思いをされたのだろう思うようになった。
んで、さとうみつろうさんのブログで、新嘗祭や大嘗祭のことを知り、
天皇陛下は、366日欠かさず毎朝、
国民の平和と安寧を祈っていると知って、胸を打たれた。
私は琉球人だ。
沖縄は、異国だと思っている。
でも、日本の中の沖縄県というのが事実。
問題をあげればキリないけど、先進国・日本の恩恵は確かにあり、
そして天皇陛下は、沖縄も日本の一部として祈りを捧げてくださっている。
昨日の即位礼正殿の儀を中継で見ていて、
ああ、この方は、日本のために、
これから重い責務を背負われるのだなあと思った。
一般人なら、もうすぐ定年退職でのんびりできる年齢なのに、
この方は、これからが大仕事なのだなあと。
素直に、ありがたいなあと思って涙が出た。
「天皇陛下バンザイ」も、
本来はこの気持ちからくるものなのかもと思った。
小学生の私が、今の私を見たら、なんて思うだろう?
母は、どんな気持ちで、この中継を見ているんだろう?
ふと、そんな事を思ったの。
みつろうさんと同じ気持ちになった沖縄県民は多いと思った。
どうしても沖縄戦の惨状を思い出し、反感を覚える人たちがいるのも事実。
それでもね、少しずつだけど、
私みたいに変わってきた人もいると思うのだ。
右も左も関係なく、ただ事実をみつめると、
自然と感謝できるようになったんだ。
影響力のあるみつろうさんが、この記事を書くのは、
とても勇気と覚悟が必要だったと思う。
それでも書いてくれたことに感謝!
素晴らしい人だと心から思ったのだ。
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