こんにちは
ホリスティック獣医Saraです
毎日暑いですネ~~
暑さで体調を崩している動物たちもいますので、水分補給をしっかりとしてあげてくださいね
さてさて、今回は皮膚病のお話
梅雨や夏の時期にご相談が増えます・・・
一般的な治療ですぐに改善するケースもあればしないケースもあり、さまざまです。
でも、どんな皮膚病であっても、どんな原因であっても、1つご家庭でできることが必ずあります。
それは・・・・・
栄養状態を良くしてあげること
身体が痒くて掻いている場合、毛が抜けてきます
そこに新しい毛が生えるためには栄養が必要です
例えば、大事なのは以下の成分
タンパク質(アミノ酸:メチオニン・シスチン・チロシン・フェニルアラニン・ヒスチジンなど)
脂質(オメガ3脂肪酸:EPA/DHA・αリノレン酸)γリノレン酸など
ミネラル(亜鉛・銅・ヨウ素など)
ビタミン(ビタミンA・B・C・E)
これらは内臓や魚を与えれば大体補えますがあまり食べてくれない場合、与えるのが難しいような場合ではサプリメントも効果的です
総合ビタミン剤などを使うのも便利で良いのですが、本格的な治療となったら量が非常に重要なので、しっかりと量を与えていく必要があります
今回は、さまざまな動物病院へ通ってもなかなか改善されなかったケースについてご紹介します
<ワンちゃんのデータ>
ハナコちゃん(仮名)
6歳(初診時)
避妊メス
<今までの経過>
約3年前からしっぽの脱毛が始まり、検査しても異常がなく、何をやっても改善しないとのことでご相談を受けました。
(飼い主さんのご要望により、お顔のお写真やその他の詳細は控えさせていただきますmm)
<原因不明・なかなか治らない脱毛>
診せていただいたところ、しっぽはこのような感じでした。
まずは食事の改善とサプリメントをお勧めしました
<アトバイスしたこと>
食事:高タンパク・高脂肪食(ペットフード)へ
(注:タンパク質や脂肪といっても何でも良いというわけではありません。栄養は与えたら与えた分だけ吸収されるとは限らないのです。毛が生えてこない場合、栄養の吸収がうまくいっていない場合が多いため、良質な食事を与えることがとても重要です)
サプリメント:まずはできるところから、フィッシュオイルの追加
内臓をきちんと与えること(与えるべき量についてもお伝え)
その他いろいろ^^(ワンちゃんの体質を考慮した個別の内容)
実は、しっぽ、鼻先、耳先などの身体の先端の毛は、一般的に毛が生えにくい場所です。
そのため、栄養を与えても結構時間がかかることが多いのです・・・
ところが・・・
アドバイスしてから3週間ほどで、すぐに「毛が少し生えてきたような気がする」というお話でした
それから3ヶ月後・・・
こんなに生えました!!
発毛には栄養が重要です
今回はペットフード+内臓肉のトッピング+サプリメントで改善していきました!
他は何もしていません
ぜひ参考にしていただければ幸いです
それではまた
※上記内容はすべての動物に当てはまるとは限りません。あくまでも ''参考程度'' にしてくださいネ
(投稿を許可してくださった飼い主さま、ありがとうございましたmm!)
アマゾンで出版した本でも、他に改善したケースについて記載していますので、気になる方は是非ご覧くださいませ
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8月に行うイベントは出版記念ということで、セミナーのほか、対話形式で行っていくワークショップを行います
最初にショートセミナーを行った後、飼い主さんがそれぞれ抱えているお悩みに答えていく予定です
疑問点がありましたら、ここで全部解決していってくださいネ
8月28日~ホリスティックな獣医さんに聞く「ペットフードと簡単手作り食トッピング講座」~
安全なドッグフードの選び方~手作り食に関することまで、わかりやすく簡単に、受講された後からすぐに実践できる方法をお伝えしていきます
出版記念ということで、サイン会も行いますヨ!
ちょっとした疑問についてもお気軽にご質問くださいネ
8月29日~猫ちゃんのためにできるホリスティックケア(基礎編)~
ハーブ・アロマ・ホメオパシーなどを具体的にどんな風にご家庭で活かしていけるのか
食事(フード・手作り食)・アニマルコミュニケーション・猫のお散歩・トレーニングについて等も含めて、ホリスティックケア全般についてお伝えしていきます
猫との暮らしをより良くするために、ちょっとした視点の切り替えや工夫でいろいろとできることが結構あります
何ができるか一緒に考えてみましょう
8月30日~ワンちゃんの免疫とワクチンについて考えよう!~
ワクチンを打つ必要がなぜあるのか
それとも打たなくても良いのか
打つとしたらどんなことに気をつけたら良い
どんなワクチンの種類を選んだら良い
どのくらいの間隔で打つべき
副反応を防ぐためのホリスティックケア
抗体を維持するための方法
などなど、様々な疑問があると思います。
これらの答えは、ワンちゃんそれぞれの状態によって異なります
そのためワークショップ形式で、飼い主さんに個別にお答えしていきます
盛りだくさんな内容ですので、是非参考にしてみてくださいネ
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