しあわせのオトを探しに出かけてみたらね、
そんなオレンジ色が拡がっていたんだよ。
しあわせの意味はいつか、
大切なヒトが教えてくれると言ったけれど、
重なってもっと、感じられるモノみたいだよ?
いつか見上げた空に映る眩しいほどの青色は、
ドコまでも美しかったけれど、
やがて、穏やかなオレンジに包まれていく。
その瞬間がすき。
同時に、
そんな瞬間を遠ざけたくもなる。
つぎに訪れた しあわせの景色は、
喩えるならば淡いしゃぼん玉。
手を伸ばさなきゃいけない気がして
ホントは伸ばしてもらっていたことを知る。
美しさはイロを増すことを止めないから、
その感覚は、加速の一途を辿るだけ。
何度でも手を伸ばしたくなったんだよ。
オレンジが包まれる瞬間に、
しあわせのオトが聴こえるらしい、2018秋。
つぎは白で支配してもらおうかな。
Lism/maai