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最新のドライバーをうまく打つコツ! シャローフェースの形状をしっかりと意識すべし!

time 2019/10/16

最新のドライバーをうまく打つコツ! シャローフェースの形状をしっかりと意識すべし!

最新のドライバーの形状は、シャローフェースで、構えた時の見た目が大きいものばかりで、ディープフェースのドライバーはごく僅かになってしまいました。

そこで今回は、そんなシャローフェースのドライバーを、もっと安定して打てるようになるコツを説明します。

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簡単なはずのクラブがなぜか難しい…!?

世の中のドライバーが、シャローフェースばかりになっている理由は、ゴルフ業界全体が、シャローフェースのほうが簡単なクラブだと思っているからです。

シャローフェースにすれば、より低重心にすることができるので、ボールが上がりやすい。

シャローフェースにすれば、全体も平べったくなり、『 慣性モーメント 』の数値を大きくすることができます。

ボールが上がりやすく、『 慣性モーメント 』が大きければ、簡単なはず…そのように思われています。

ところが…残念ながら多くのゴルファーは、簡単なはずのシャローフェースのドライバーをうまく打ちこなせていないようなのです。

まずはその理由を考えてみましょう。

 

シャローフェースをうまく打てない理由

考えられる理由は多くありますが、代表的なものは次の3つでしょう。

① 見た目の形状に違和感がある

ゴルフ業界の皆さんが異口同音に、「 シャローフェースのドライバーは簡単だ 」と言っているので、アマチュアゴルファーもついつい洗脳されるように「 これは簡単なクラブなんだ 」と思い込ませられていますが、そうは言ってもその見た目の形状は、かなり違和感があるものです。

もちろん違和感がない人には何も問題もありませんが、実際に聞いてみると、違和感がある人は意外なほどに多いもので、そんな違和感を抱きながらスイングすることは、なかなか容易なことではありませんね。

まずは、この点が非常に重要なポイントです。

はたして皆さんは、その違和感を消し去ることができていますか?

 

② フェース面の高さが低い

シャローフェースなので当然ですが、フェース面の上下の数値が少ない、いわゆる平べったい形状です。

ところが、アマチュアゴルファーに多く見られるミスショットには、打点が上下にズレてしまうものが多くなっています。

つまり、ボールの当りどころが上下にズレやすいのに、フェース面の上下が薄ければ、ミスが大きくなりやすいですね。

これはかなり困った問題だと思います。

 

③ 慣性モーメントが邪魔をする

『 慣性モーメント 』が大きいと曲がらない!?】でも説明していますが、ゴルファーは誰もが、スイング中に無意識に微妙な操作を行っています。

「 振り遅れた 」とか「 フェースが開いた 」とかをスイング中に感じて、ミスショットにならないように、できる限りの対処をしているものなのです。

それはプロでもアマチュアでも同じですが、スイングの精度が高いプロのほうがその操作は少なく、スイングの精度が低いアマチュアほど大きく操作していると考えてもよいでしょう。

ところが、『 慣性モーメント 』が大きくなればなるほどに、その操作はやりづらくなり、たとえダウンスイングでミスに気づいて修正しようとしても、そのリカバリーは難しくなります。

つまり、『 慣性モーメント 』が大きいということは、スイング精度の高い人ほどその恩恵を受けやすく、スイング精度の低い人は恩恵どころか、かえって邪魔になる可能性も出てくるものなのです。

 

シャローフェース攻略法

このような3点によって、多くのゴルファーが、簡単なはずのシャローフェースのドライバーに手こずっています。

ところが登場してくる新製品は、シャローフェースのものばかり。

そこで今回のアドバイスとしては、シャローフェースを好きとか嫌いとかは一旦忘れて、「 シャローフェースの形状を意識してスイングする 」、ということです。

具体的なイメージとしては…シャローフェースのドライバーをアドレスすると、とても大きなクラウン部分が自分の視界に入ってきますね。

その大きなクラウンの面が、スイング中にず~と自分の方向を向くように意識して下さい。

そしてインパクトの50cmくらい手前には、大きなクラウンの面がアドレスの時と同じになっているように、早めに戻るように意識しましょう。

この意識は本来、スイングの基本的な注意事項の1つです。

しかし残念ながら多くのゴルファーは、クラブを振ることばかりに意識が行ってしまい、バックスイングに入るとすぐに、手首や肘の動きによって、クラウンの面がいろんな方向にズレまくっています。

その結果として、インパクトで「 フェースが開いた 」「 トゥが下がった 」などの悪い動きが出てしまうのです。

そこに加えて、大きな『 慣性モーメント 』が働いているので、正しい動きからズレた時の修正作業は逆に容易ではありません。

そこで下の写真のように、シャローの大きなクラウンの面の向きを変えないように、インパクト手前に強く意識しましょう。

インパクト後も大きなクラウンの面の向きが変わらないように意識して、スイング全体をイメージして下さい。

このようなイメージを持つことができると、スイング軌道はどんどん安定してくるので、そうなればようやく今度こそ、『 慣性モーメント 』の恩恵を受けられるようになるかもしれませんよ。

 

今回のまとめ

シャローフェースで『 慣性モーメント 』の大きいドライバーは、スイングが不安定なアマチュアゴルファーにとっては、敵にも味方にもなる可能性があります。

残念ながら現在は、シャローフェースで、『 慣性モーメント 』の大きいドライバーばかりなので、なんとかその利点を生かせるように、まずは今回説明した攻略法を意識してみて下さい。

スイング中のクラブヘッドが、大きな丸いレールに沿って動くようなイメージを持つことができれば、『 慣性モーメント 』が味方になってくれるはず。

 

それでもなおシャローフェースのドライバーに馴染めないならば、無理に馴染もうとする必要はありません。

小型ヘッドのドライバー 】で紹介しているように、旧モデルの中からなら、自分好みのドライバーを作り出すことも可能です。

さて、皆さんのお好みはどちらでしょうか!?

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