Creator's Blog,record of the Designer's thinking

クリエイターのブログ。デッサンによる官能小説、フィールドワークの映像、エッセイで構成。描き、撮り、書いてます。

NIKON FREAK455. 小説:小樽の翠61. セカンダリー

2020年03月30日 | Sensual novel

 

 翠は生理中でセックスをしないときは、女友達と酒を飲みにゆく。

今日は看護師の晃子さんと小樽駅裏の炉端焼き「がつやしまざき」にでかけた。

夜半に、酔っ払い風情で帰ってきた。

翆「ウィーーっ、アチキィーー、帰ったぞー、あけてぇーー」

昔のオッサン風に、指先にお土産をツメで挟んでもっている!。

翆「はい!、塩辛でーーすぅっーー」

・・・・・

 翠「晃子さんがぁー『ねえ翠、セカンダリーという言葉を知っている?』というの。そしたから晃子さんが『前に話した東京のオカマ金魚でデートして、燃えあがった札幌の樹里さんの話(小説:小樽の翆16.)ね』、というわけ。そんな話を肴にして酒飲んでいたわい・・・・」

あっ、思い出した。札幌のお嬢さん大学に行ってるクリスチャンの彼女ね。

翠「樹里さんは目下札幌でセカンダリーに狂っているのぉーーっ、うぃ、水・・・!!。・・・つまり一番目がプライマリーの恋人で親の会社のボンボン、そして2番目の恋人がセカンダリーのエンジニアというわけ。プライマリーは親の関係で紹介されたわけ・・・

それって、つまり三角関係じゃないの?

翆「いまは、そういわないの、それに双方の相手にもつきあっていることを公言しているわけ。それを承知でプライマリーとセカンダリーとでつきあっているわけ。それでプライマリーが、寂しいから結婚しようよと樹利さんに言うと、40歳になったらしようかと応えているわけ」

ほう!、今度は超晩婚ライフスタイルだ。翆のライフスタイルと逆だね(笑)。

翆「だって、滝川クリステルだって40で結婚と出産の時代だもん、40迄はいけるんだとみんなが思いだした。だからプライマリーはしょげてしまうし、セカンダリーは、そんな縛りがないから自由奔放に樹利さんとセックスしているの」

じゃ、セカンダリーの方がいいじゃん。

翆「でしょーーう、」

つまり樹利さんは、それまで親のいわれるままに生きてきたけど、突然目覚めちゃったんだ。

翆「樹利さんは、カトリックのお家だから結婚したら離婚も避妊もできないんだって、だから晩婚となるわけ・・・、まあ他人の情事はどうでもいいか・・・」

ふぅーーん、そんな縛りがあったんだ・・・。

翆「しばりのないアチキも、セカンダリーをつくる?」

アチキは翆だけでいいよ、翆にふられたら、寂しいから次をつくるかもしれないけど、つまり渡り歩き型だ。

翆「じゃ、私が振らなきゃ、死ぬまで私で好いの?」

翆にふられなきゃ、そういうことになる、それを幸せといいます・・・。

翆が抱きついてきて・・・

翆「私のおっぱい、触ってて・・・」

トレーナーのしたから手をいれて、翆の柔らかい乳房を揉んでいる。

翆がディープなキスをしてきた。翆の冷たい指がトランクスのなかにはいってきてアチキのイチブツを握ったまま、もたれて眠ってしまった。

翆さん、着替えましょうよ・・・。

翆「うーーんっ・・△□○××・・・」

 アチキが翆を布団まで抱えていって洋服を脱がせた。どちらかといえば引き締まっているボディに、生理中だからカルバンクライン風のブラとショーツだ。エイリアンのシュガニー・ウィーバーみたいだ。それで黒のスウットを着せて・・・。

 翆は芸術系の家育ちだからアチキと感性が合うし、オキシトシンを分泌させる術を知っているから誘惑するのが上手で、一人っ子で寂しがり屋だからスキンシップが好きで、元看護師だから男の性処理が上手で・・・、そんなふうに考えてゆくと、やはりいい女じゃん。いい女と一緒に暮らしていれば、こちらはタップリ幸せだから、セカンダリーなんて考えもしないよ・・・。

・・遠くで沢山のカラスの鳴き声・・・、そう思ったら海鴎だ。港町が夜の闇の中に沈んでゆく・・・。

 

小樽市相生町

NIKON Df、AF-S NIKKOR28-300mm/f3.5-5.6G

1)ISO400、焦点距離200mm、露出補正-0.67、f/5.6、1/20

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