こんにちは
今日は、これまで続けてきたフランスとドイツの国境地方のクリスマスを見て回る旅行のお話に
また戻りたいと思います。
前回は、ドイツのマイン川沿岸にあって船着き場として栄えたミルテンベルクにご案内しました。
今回はそこからバスで30分ほど北上した所にあるミッヒェルシュタットという町に入ります。
この町もまた、日本ではほとんど知られていない町。
以前、この町の旧市庁舎がドイツ郵便の切手のデザインになったことがあって、その建物が可愛い
と一躍人気になり、国内旅行者が後を絶たない観光地となったそうです。
↓下の写真はその旧市庁舎。
1484年に建てられた木組み建築というのですから相当に古い建物ですけど、見たこともない
ような建築のデザインで、むしろ斬新な感じ。童話の中に出てきそうな可愛い建物でした。
↑昔この町は広大なオーデンヴァルト(オーデンの森)の中にあったそうですから、この建物は
森の風景によく似合ったことでしょう。
旧市庁舎の前には、クリスマスの飾り物の聖歌隊。
↓写真で見たのですけど、復活祭の時期にはウサギの人形が立ち並んでいました。
↑旧市庁舎の一階はご覧の通りガランとしたホール。ずっと市場に使われていたそうです。
↓旧市庁舎の前は、他の町と同じようにやはりマルクト広場になっていました。
あいにく雨が降ってきて、残念ながら写真が暗く濁ってしまいまして。
クリスマスツリーの横に早速、吊り看板を発見。
旅先で吊り看板の写真を撮るのが私の趣味ですので。 おお、ライオンでした!いい感じ。
↓マルクト広場には、所狭しとクリスマスマーケットや特設の回転木馬などが並んでいました。
↓水を止めている噴水には、(暗くて見えづらいのですけど)ユースティティア(正義の女神)の像
が公正を象徴する天秤と剣を持って立っています。
左手の木組みの建物に吊り看板を発見。プレゼント用の家庭用品などのお店の看板です。
↓出店小屋のようなクリスマスマーケットには軽食のお店もあり、広場のスタンドでホットワイン
を飲んだり食事をしたり、顔見知りと出会ってワイワイガヤガヤ、社交の場にもなっています。
クリスマスマーケットはドイツが発祥の地ということです。
ドイツ語ではヴァイナハツマルクトと言い、ヴァイナハツはクリスマスの意味だそうです。
↑上の写真の右手のお店に黒い吊り看板が掛かっています。
↓デザインは王冠をかぶった「双頭の鷲」。思ったより、いい吊り看板でした。ランプにも同じく。
マルクト広場から出て、周りを歩き回りました。旧市街地自体は、狭いのです。
↓旅行中よく見かけるSLの焼き栗屋さん。ただ焼いているだけの素朴な味です。
↓ここは、旧市庁舎の裏手になります。右の木組みの建物が旧市庁舎。
目の前に、また吊り看板。 ホテル・レストランの看板です。
↓珍しいウサギのデザインでした。
↑上のウサギの三つどもえはこのホテル・レストランのロゴマークのようですね。
↓ミッヒェルシュタットのクリスマスマーケットは、小屋をモミの木で覆ってしまうのが特徴。
小屋の上に吊り看板を発見。
↓これもウサギの三つどもえの看板。実は二つとも同じホテルに掛かっていた看板なんです。
町の至る所にクリスマスマーケットが出ていました。前方右に旧市庁舎が見えます。
クリスマスアドべントの時期には市民がたくさん町に出てきて、その国の人々の普段の様子に
接することができますので、やはりこの時期に来て良かったといつも思います。
次回、もう一回ミッヒェルシュタットを続けたいと思います。
お詫び:11月14日に写真の一部が消えていました。大変申し訳ありませんでした。