株高局面の「死角」と今後の政治日程。
昨日の日経平均は続伸。
ついに2万6千円ラインを突破し、
「バブル後の最高値」を更新しました。
歴史的ともいえる上昇要因が、
いっぺんに３つも重なっていることで、
「買うから上がる。上がるから買う」の、
お祭り騒ぎの「宴」が続いています。
もっとも、新型コロナの感染状況が、
欧米でも国内でも気になりますし、
直近の上昇速度が急過ぎることと、
また節目の株価に到達したこともあり、
そろそろある程度の日柄か値幅での、
調整モードになるという展開も、
考えておく必要はあるでしょうが、
株高をもたらした要因それ自体に、
大きな基調の変化がない限りは、
株価は支えられ続けると思われ、
「明るい年末年始」となる可能性は、
残っていくと思われるところです。
無論、情勢は流動的であるために、
前号メルマガ（第343号：11月15日）で、
指摘している「死角」のようなものも、
注意して見ておく必要がありますが、
例えば日本の菅総理の周囲の人々が、
なんとかその求心力を維持しようと、
1月以降に想定され得る日程について、
積極的な情報戦を展開しているなど、
状況を維持する「努力」も見られます。
こうした「努力」が実るかどうかが、
今後の株価を左右する鍵でもあるため、
引き続きこうしたことに注意しつつ、
この「宴」の行方を見守りたいと思います。
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