厚生年金の請求申請も無事終わり、その足で八ヶ岳南麓大泉まで戻ってきた。
途中中央高速境川PAで一休み。ここにはドッグランがあるので八ヶ岳に向かう時の休憩は境川PAで、と決めている。
トイレに行くと、入口にツバメの巣が。
ツバメはヘビやカラスなどの外敵に襲われないよう人の出入りが多いところに営巣すると言われているが、よりによってトイレにマイホームを持たなくてもいいと思うのだが。まあツバメにはツバメの事情があったのだろう。
(パッと見には雛は4羽)
大泉の我が家に戻ってきてオッたまげた。わずか1日の間にツバメが巣を作っている。それも去年と同じ場所にだ(去年の記事は → ここ )。
(まだ抱卵は始まっていない模様)
境川PAの標高は287m、我が家はそれより700m高いから営巣が遅いのは当然としても、去年とくらべて一週間ほど遅い巣作りである。
ツバメも他の野鳥と同じく産まれて1年以内に死んでしまう個体が多いらしいが、うまく成鳥に達すると結構長生きして(10年以上ともいわれている)、毎年同じ場所に巣を作るそうだ。
といっても同じカップルが毎年営巣するわけではなく、子育てが終わると離婚(?)してしまうのでオスかメスどちらかが昨年の場所を覚えているらしい。そういえば昨年は巣の周辺に何羽かのツバメが飛び回っていたが、ことによると前夫と前妻が新たな伴侶を連れてきて現地で鉢合わせしたのかもしれない。
窓からじっと巣の様子を眺めていると電線に停まったツバメがガンを飛ばしてきた。メキシコの覆面プロレスラーのようなドスの効いた面構えは、去年も営巣したオスに違いない。
(また巣作るけど、文句あっか)
御礼の一言もなく、すごまれたうえにこれから1か月にわたって糞害に悩まされると思うと憤慨至極だが(上手い!ンなことないか)、これも八ヶ岳生活の貴重なアクセントだと思うしかあるまい。
一方心配なのがスズメである。ここのところ巣箱に出入りする様子が見られない。ひょっとして営巣を放棄してしまったのだろうか。
そうだとすればとても残念だが、これも仕方がないことだ。
(なんとなく空き家っぽい雰囲気)
去る者は追わず
来る者は拒まず
八ヶ岳ブルーを泳ぐいわし雲のように
そして路傍に咲くタンポポの綿帽子のように
ゆる~く、ふわ~っと流れていきましょう。