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歯ぎしりさんマウスピース(ナイトガード)を作る

ワタクシ、夜寝ている時に、歯ぎしりぎりぎりしているそうですT_T
「カチカチしてたよ」と言われたことはあったけど、ある日、初めて訪れた歯科医院で言われたのです。
「うわ・・・これは・・・ひどいですね。」
「かなり歯が削れています。このままでは、ご自分の歯ではずっと暮らせません。」

ということで、その場でマウスピース(ナイトガードとも言う)の型をとって、マウスピース生活は現在3年目を迎えています。『歯ぎしり』って特に女性にとってはセンシティブな恥ずかしい問題。おおっぴらには、あまり話したくないですよね。こそっとネット検索している方のためにも、私のマウスピース生活を公開します!

歯ぎしりの種類は?

歯ぎしりには3つの種類があります。
1.グライディング
一般的な歯ぎしりのイメージ。「ぎりぎり」と大きな音をさせて歯をくいしばる状態のこと。
2.タッピング
「カチカチ」と、上下の歯を軽くタッチさせる状態のこと。
3.クレンチング
音は出さないけど、ありったけの力を込めて歯をくいしばっている状態のこと。

私はおそらく、最初はクレンチングだけ。今は、グライディング。

自覚症状は?

自覚症状はありませんでした!
でも、後付けで考えるならばこの4つ。
・不眠(よく眠れた~と思う日がない)
・顎関節症(顎があんまり開かない)
・偏頭痛
・エラのあたりに肉がついた(筋肉が発達するらしい)

それと、大学生の頃の歯の矯正も影響してるんじゃないかと思いました。
私は親知らず4本、その他の歯を4本抜いて、ちょっと特殊な矯正をし、ワイヤーが外れてから2年間、夜はシリコン歯型を噛み締めながら寝たのです。その噛み締めが癖になったのかもしれません。

この疑念を歯医者さんに投げかけたら、「いえ、全く別次元の事です。」と返されましたが。絶対アレで、噛み締め癖がついたと思うんだけどなあ。

どんなマウスピースを作ったの?

マウスピースにはやわらかいゴム素材のソフトタイプと、プラスチック素材のハードタイプの2種があります。
が、私の行った歯科医院では、ハードタイプのみの取り扱いでした。

まず、歯型をとるために、柔らかい石膏のようなものを上の歯の全体にがばっと塗られます。そこに、型押しのための金属製の器具をぱこんとはめて数分固定。その間、口は開けたまんまなので、少々つらい時間です。

歯にくっつけた石膏のようなものがある程度固まったら、全てを剥がして加工してもらいます。4.5日待てばマウスピースが完成。費用は保険適用でも5000円くらい。

この4.5日の間、「まさか私、本当に歯ぎしりしてんのか??」という疑念を晴らすため、スマホアプリのTimesleeperで録音しました。このアプリは睡眠時に音がした時だけ録音してくれます。
結果、たしかにしてました!歯ぎしり。バリッバリッ!と、たまに録音されていましたトホホ〜。

↓上から、初代マウスピース(穴あき済)、2代目マウスピース(穴あき済)、3代目新品マウスピース。

使用感は?

毎晩、就寝時はこのマウスピースをつけて眠るわけですが、ものすごい違和感と異物感があります。
最初の頃は気になって舌で触ってしまい、寝た気がしない。3年目の今でも、慣れることはありません。

メンテは、毎日入れ歯用洗浄剤でマウスピースを歯ブラシで洗い、週1で同じく入れ歯用の気泡洗浄剤に浸します。手入れは簡単。

1つ目の時は1週間でマウスピースがひび割れ、1ヶ月たたないうちに奥歯の部分に小さな穴があきました。これ、保険で作り直しがきくかと思って再度歯科医院へ行きましたが、「大丈夫大丈夫。このまま使ってください」と言われてしまいました。

1年後には、大小様々な穴があきました。よって2年目からは少し分厚いマウスピースを作りました。
でもそれも1年後には同じところに穴があく。。
力をこめて噛み締めている場所はずっと変わらないってことですねえ。

↓私は右側の噛み締めが多いようです(T-T)

1.2年間隔で穴があくので、延々とマウスピースを作り直す必要があります。。
3代目は2年もって、この姿に。

2021年に新調した4代目はコロナ対策なのか、歯型を取る時間が今までの半分くらいに短縮。
これも(画像上)、いつまでもつかなあ。 

市販のマウスピースでも良い?

マウスピースに穴があき始めると、歯が削れてしまうのではと心配になり、何度か市販製品を買ったこともあります。

最初はこういう入れ歯タイプ?にトライ。
数時間は我慢したけど、おえっとなって途中で断念。

次に試したのがこういう奥歯に特化したタイプ。
これなら一晩中我慢できるかと期待したけど、朝起きたらどこかへ投げてました。。

商品レビューでは結構良いこと書いてあるのですが、私は市販のマウスピースはオススメしません。あんなんじゃ、毎晩装着して寝るなんて不可能。1番の理由は、自分の歯に馴染まないということ。お湯に浸して歯型素材を柔らかくしてから口に入れて噛み締めて、歯型をとるようなものもありますが、うーむ、ほぼ意味ナシです。
素直に歯科医院でマウスピースを作りましょう。
2000円程度の無駄使いではなく、5000円で確実に長持ちするマウスピースを手に入れましょう。

歯ぎしりは治せるのか

歯ぎしり治療、できたらいいですよね。風邪で病院に行くのと同じようなレベルで、歯ぎしりがなおったらいいなぁ。
歯ぎしりには、こうすれば治る!という解決策はありません。寝る時に「歯ぎしりしない」って自己暗示をかけるとか、枕を低くするとか、それくらいしか、出来る事はありません。マウスピースを作って毎晩装着して歯ぎしりから歯を守る、それが最も手っ取り早い対策です。

何より、歯ぎしり解消にはストレスを無くすことが1番なのだとか。・・・はぁぁぁ、そんなの不可能!ですよね。

医学が進歩して、マウスピースに代わる治療ができる日は来るでしょうか。それまではマウスピースのお世話になるしかありません。歯ぎしりどうしよう、でも恥ずかしいって悩んでる方は、歯科医院の予約を入れて、「ナイトガードを作りたいです」って言いましょう。歯はどんどん擦られて削れてしまうから、とにかく早く、マウスピース(ナイトガード)を作ってくださいね。

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