言い方は色々ありますが、

簡単に言うと、

会社に染まり過ぎるな

ということです。

これは、

会社に抵抗しろ

という

単純かつ極端なこと

を言っているのではありません。

最適化とは、

その環境に良く適応しているわけですから、

むしろ好ましいことで、

生物としての生存方法としても、

正しいわけです。

ですが、

ある環境に最適化し過ぎるということは、

他の環境に不適応になる危険性が高まりますよね?

 

ここで問題となるのは、

最適化が

長い年月をかけて

自覚なく進行しているケースです。

 

サラリーマンの場合、

長く同じ会社に勤めて、

その会社のやり方や文化・風土に

知らず知らずのうちに

染まりきった状態をいいます。

 

これはかなり危険です。

 

若い頃には、

自分はそうはならない

と思っている人が多いと思いますが、、

 

知らず知らずのうちに

大半がそうなっているという

恐ろしい病気のようなものです。

 

私の年代になると、

かなりの確率でそうなってしまっています。

最近、特に感じます。

 

この染まり具合について、

客観的に測定する方法などありませんが、

仕事をする際に、

社内人脈だけを頼って

こなしているか否か?

というのは、

ひとつの目安になると思います。

 

長くひとつの会社にいると、

どこの部署にも “顔が利く” ようになりますから、

その人間関係を使って、

スムーズに仕事を進めることが出来ますよね?

これ自体は、

全く悪くないのですが、

これに頼り過ぎると、

考えることをしなくなり、

確実に劣化していきます。

 

当たり前ですが、

社内の人間関係は、

その会社だけで通用するものですからね。

 

防止策としては、

広く情報を取得して、

自分の頭で考えるということを

止めないことです。

 

自分の中に

“社内スタンダード”とは違う

考える軸をもっておくことです。

 

「うちの会社には関係ないから」

「うちの会社ではこうだから」

こういったフレーズが出てくる人は

要注意ですよ。