棚橋弘至が膝攻めをした理由とオカダカズチカが膝攻めに切り替えた理由

真夏の祭典『 G1 CLIMAX 』




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4勝5敗2引き分け

 

 

これは棚橋弘至の、対オカダカズチカとの対戦成績です。

この2分けは、過去にG1クライマックスで2回闘った時の結果。

実はまだお互いG1で勝ったことがありません。

出典:新日本プロレスリング:HP

 

そして迎えた3度目となるG1での一戦は、決勝戦に進むための重要な闘い。

勝点2差で上回る棚橋は引き分け以上で、Aブロック突破。

対してオカダは前の試合でジェイ・ホワイトEVILに負けたため、勝てば文句なしの逆転突破になります。

 

そんなシチュエーションで始まったG1クライマックスAブロック最終戦。

オカダを倒すための対策を練ってきたのは、棚橋でした。

 

それは…

 

オカダの膝への集中攻撃

出典:新日本プロレスリング:HP

 

今まで見せてきたことのない足関節技、そして鉄柱を使った攻撃など試合序盤から一点集中で膝を攻めます。

この足攻めを見たとき、昨年2月に行われたTHE NEW BEGINNINGのオカダ vs 鈴木みのる戦を思い出しました。

膝を集中的に攻められたオカダは、脚力が重要な攻撃が影を潜め、もっとも苦しめられた試合だったと記憶しています。

足の踏ん張りが利かなければ、ドロップキップもレインメーカーも威力は半減するでしょう。

 

正当法ではなかなか勝つに難しい相手に、勝つためのビジョンを用意した棚橋。

 

 

しかし、そのビジョンにいち早く気付いたオカダも反撃します。

1番最初にツームストンを狙った時、膝に力が入らずバランスを崩してしまいました。

恐らくこのタイミングでオカダも気付いたのでしょう。

 

この展開はマズイと。

 

すかさずオカダも棚橋のウィークポイントである膝を狙いました。

 

互いに機動力を奪う闘いは、互いの攻撃を遅らせ…

 

30分時間切れでドロー

 

出典:新日本プロレスリング:HP

 

結果、2人の勝点差は変わらず、棚橋がAブロックトップで優勝決勝戦へ駒を進めました。

 

どんな勝ち方でも勝ちに拘る闘いに固執した棚橋と、自分が負けなければ決勝戦に進めると過信したオカダ。

結果、負けなかったことが決勝戦進出を逃すという敗因になってしまいました。

 

そして…

 

残るはBブロックの代表者

 

その相手がケニーでも、飯伏でも、内藤でも、棚橋にとって茨の決勝戦となるでしょう。

 

決勝の舞台は、時間無制限1本勝負。

 

そう言えば、今年のニュージャパンカップ(以下NJC)開幕前の記者会見で棚橋が言った新技、まだ出していないですよね?

棚橋弘至に勝機はあるのか?勿論あります!

 

もし、決勝の舞台で初披露となれば、NJC前からこうなる展開を読んでいたということに…

 

果たして新技は出るのか?でないのか?

 

棚橋は自身の相手が誰になるかも、想定できているかもしれませんね。