今年の2月、JTB九州観光ネットワーク推進協議会(通称:観ネット)が主宰する九州観光グローバル人材育成塾という研修事業で、互いにゲストファシリテーターを務め知り合いになった住田進さん(株式会社Moopon Corporation 代表取締役)。

「HIROSHIMA」を世界一の観光都市へ発展させるべく邁進している青年実業家であり、私がこの数年間にご縁をいただいた人の中で最もひたむきで、且つ面白いと思った人物。

 広島市内を中心に多彩な宿泊施設を経営しながら、外国人観光客向けのTIC(ツーリストインフォメーションセンター)を運営している。来年には東証上場予定とのこと。

 

 研修前夜には、別府の居酒屋で酒を酌み交わし、ムスリム談義で盛り上がった。

 私もAPU学生との交流事業やマレーシア政府のインセンティブツアー受け入れなどを通じてムスリムの知見は多少心得ていたが、九州ではなかなか実践する機会もなく、もどかしい日々を送っていたので、大変嬉しかったのである。

 

 そして、今度は私がセミナーを主宰することになり、迷うことなく彼にオファーを送ったところ、快く引き受けて頂いた。

 そんなこともあって、住田さんが行っている事業を自分の目で確かめたいと思い、関西出張の帰りに寄らせてもらうことにしたのである。

 

 SUMIYA SPA & HOTEL 広島市南区京橋町6-18

 

広島駅から歩いて数分の立地

 

 訪れてみると、住田さんから連絡を受けて、スタッフのUさんが案内をしてくださった。

 

 1階が案内所と公用スペースになっていて、宿泊者以外でも利用できるそう。英語と中国語による観光案内の他に、外貨両替、ムスリム弁当の販売や地酒のふるまいも行っているそうで、外国人観光客にとってはオアシスのような場所だろう。

 

 

 2階から5階が宿泊フロアで、6階にPray Room(礼拝スペース)があるというので、そこも見せていただいた。

 

お祈りだけの立ち寄りも多く訪れるという

 

お祈り用の衣服も用意

 

メッカの方向を指すキブラコンパス

 

手足や髪の洗い場も用意

 

 

 駅前のお好み焼き広場にも、ムスリム専門のお好み焼き屋さんをオープン(日本発ということは世界初?)させたという徹底ぶり。

 

 宿泊業という収益があるから為せるTICや様々なサービス。公的機関のようなしばりが少ないので自由にいろんなことへチャレンジできるのも民間の強みだなぁ。

 いい仕事されてます。

 

 

 

 でわ!