学校の「新しい生活様式」に慣れるには?家庭でできること

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こんにちは、55レッスンの生田です。

待ちに待った学校生活が始まったものの、分散登校などで
「これまでとは違うルールやスケジュールに親子で戸惑ってます」
というお声もいただきます。

今日は、新しい学校生活に慣れるためにおうちでできることをご紹介していきます。

まずは大人が慣れる

お子様のの生活パターンが変わるということは、すなわち親自身の生活パターンが変わるということでもあります。
焦りや戸惑いは、お子さんに伝わります。
いつもと違う時間に違う行動をするということに、まずは大人側が慣れていきましょう。今までの“日常”、“当たり前”を更新するのは大変ですが、みんなで一緒にこの課題に向き合っていきましょう。

園や学校の側から、家庭でやってほしいことのお願いが増えるかもしれません。学校の先生達も手探り状態なので、もしお子さんや家庭の状況から難しいなということがあれば、一度担任の先生に個別に相談をしてみましょう。

視覚化してみる

・毎日、体温を測る
・マスクをつけて外出する
・帰ってきたら、手洗い・うがいをする
・家族以外とは一定の距離を保つ(ソーシャルディスタンス)
・食事中は話さず、静かに食べる(給食、お弁当など)


などなど、やるべきこと・守るべきことはたくさん…!

子ども達が、これらを覚えて実行するのは一苦労です。
時系列に沿って、いつ何をすべきかをリストにしてまとめ、よく見えるところに貼っておきましょう。
イラストや写真をつけると伝わりやすくなります。100円ショップにあるホワイトボードとマグネットを使って、できたらマグネットを貼る、というようにするとうっかりを防げるでしょう。
特定の時間に行うもの以外に関しては、1日の終わりに振り返り、翌日の行動へとつなげていきましょう。

おうち時間と学校時間を同じルールで過ごす

おうちでは許されることが学校では許されない、となると、切り替えが苦手なお子さんの場合、混乱してしまうことがあります。しかも、学校に行く時間や回数が限られていると、なおのこと経験を積む機会も制限されます。早く新しい学校にルールに慣れるために、可能な範囲でおうちでも同じルールを守って過ごすようにしましょう。
定着させるためには、経験値が必要です。

もちろん大人も一緒にルールを守って過ごします。保護者がモデルとなることで、お子さんは「こうすべきなんだ」ということを学び取ります。

子どもに先生役を任せる

ちょっと視点を変えて、先生の立場になって、子どもに考えさせるというワークを行うのもオススメです。
子どもが普段からできていた場合は、褒める機会になります。第三者目線だと冷静に望ましい行動・望ましくない行動の判断ができるので、ぜひ試してみてください。

ワークの例

お母さん「給食前に一人だけ手を洗っていない子がいたら、どうする?」
五々郎 「ちゃんと洗わなきゃダメだよって注意する」
お母さん「そうだね、じゃあなんで手を洗わなきゃいけないのかな?」
五々郎 「ばい菌がついた手でご飯を食べると、病気になっちゃうかもしれないからだよ」
お母さん「その通り!五々郎はちゃんと手洗えてるかな?」
五々郎 「うーん、たまにまあいっかって洗わないこともあるかも」
お母さん「洗わなくてもいいやって思う?」
五々郎 「ううん、洗った方がいい」
お母さん「そうだよね、明日からは毎回きちんとできるかな?」
五々郎 「うん!ちゃんと洗うよ!」

四谷学院の療育55段階プログラム「55レッスン」では、担任による個別サポートを通して、受講生一人ひとりの学校生活・おうち時間を応援します。
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