福島第一原発の視察研修に参加してきました❗️

テレビでは良く見るけど実際に行くのは初めてで原発の敷地内も見学出来る貴重な体験が出来ました。

私はクルマで現地に入りました。富岡町に入ると帰宅困難地域の看板に警備員が至る所に立っています。

メイン通りは開放されて通る事が出来ますが横道や家屋はバリケードがされて入れません。

検問を通過しないと町内部へ入れない状態です。

メイン通りはトラックなど工事車両がかなり走っています。除染作業で環境省を中心に町の除染を行っているそうです。

除染が終わった所から帰宅困難地域を解除してるそうですがそれも１%〜５%一部だそうです。

家屋も約９年間も放置されていて痛んでいます。除染が終わって帰宅、手遅れなのではないかと見ていて思います。

東電の廃炉資料館に集合してバスで福島第一原発に移動します。

通りバスの中でも放射線測定が常に測られていました。メイン通りで0.6〜1.5μSv/hです。車内だともっと少ないです。

除染作業でここまで抑える事が出来たそうです。

林森は除染が出来てないらしく通過したら20μSvに跳ね上がっていました。

検問を抜け福島第一原発に入りました。

敷地内は完全に撮影NGで電子機器の持ち込み出来ませんでした。

福島第一原発は１日約４０００人の方が作業に従事されています。地元の方がメインに働いてるそうです。

約９年経過し事故当初はモグラ叩きの対応になっていたが現在は計画的に対応しているとの事。

作業員の福利厚生に力を入れてました。作業員用の休憩所はデパートの様な綺麗な建物があり食堂、コンビニも入ってました。

食堂で昼飯を食べましたが美味しいかったです。

私達が入った時には職員さん達が防災訓練をしていました。

セキュリティーはかなり厳重です。

放射線量計を装備してバスで見学です。

内部はかなり広く、車両じゃないと見て回れないぐらいです。

見ていて砂地や草が生える所は全部モルタルで固めてありました。

汚染砂を巻き上げないように固めたらしいです。

テレビでお馴染みの汚染水のタンクが至る所にあり、しかも実物はかなりの大きさです。

黒い袋の汚染土壌もそうですが増える一方で先行きが不安です。

１号機の近くに行きました。放射線量が40、50と跳ね上がり、実物の大きさ。水素爆発の凄まじさを実物を前にして感じました。

２号機３号機４号機それぞれ廃炉に向けた取り組みを確実に進めていました。

世界の先進技術も導入して作業に当たっていて遠隔操作ロボットを活用しているようです。

構内も自動車運転バスが走っていました。

全作業３０年〜４０年で廃炉計画を打ち立ててました。

見て感じたのは、事故処理に莫大な金額や労働力を費やし、事故が起こって手に負えないぐらいの被害になって原発を継続はあり得ません。

東電も政府も脱原発に舵取りして行く事です。

負の遺産を後世に残すべきでない。

現場で働いている方達に感謝しかありません。

因みにこの日の放射線量は歯医者のレントゲンより低い値でした。

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